では「調整手当」とは何でしょうか? これは以下のようなケースで支払われることが多いのです。
・転勤してきて間もないため、社内の給与規定によるとその人の給与が能力に比べて安くなってしまう
⇒調整手当を支払ってその分で適正と考えられる給与にします
・基本給与、その他定められた諸手当を合算して計算しても、その人にふさわしい給与金額に届かない
⇒調整手当を支払ってその分で適正と考えられる給与にします
・雇用するときに能力がわからない
⇒「基本給+調整手当」という形で雇用。能力がわかったら調整手当でその分を調整する。このケースでは「調整手当は○カ月後に見直す」などの雇用条件になります。能力が認められ増える可能性もありますが、会社の求める能力に達していないと調整手当が減らされ、支給される全体給与がぐっと下がることもあり得ます。
・何らかの理由でその人の給与が低く算定されてしまい、他の従業員と給与のバランスが保てない
⇒調整手当を支払ってその分でバランスを取ります
このように調整手当はいわゆるバッファとして使われ、その使われ方は企業によって異なっているわけです。ただ「何らかの調整」に使われる「支払い項目」であることは確かですね。
調整手当という支払い項目が給与明細にあって、それがどのような意図で入っているのか疑問に感じたら人事部に聞いてみるといいでしょう。いわゆる残業代(またその一部)を調整手当の支払い項目で処理していることもあるようですので、この場合にも確認しておいたほうがいいですね。
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