新社会人の74.6%が仕事のやりがいよりワークライフバランスを重視【新社会人白書2017】

2017/03/10

社会人ライフ

仕事で重視するポイントは人それぞれですが、やはり一番重視するポイントと言えば「仕事のやりがい・おもしろさ」と「ワークライフバランス・福利厚生が整っている」の2点ではないでしょうか。もしどちらかしか選べないとなると、新社会人はどちらを選ぶのでしょうか。
そこでフレッシャーズ編集部では、これから新社会人になる内定を獲得した大学4年生を対象に、「仕事はやりがいがあるけど激務の会社と、仕事はつまらないけどライフワークバランスが整った会社どちらで働きたいか」調査をしました。

■仕事はやりがいがあるけど激務の会社と、仕事はつまらないけどライフワークバランスが整った会社どちらで働きたいですか?


仕事はつまらないけどワークライフバランスが整った会社 252人(74.6%)
仕事はやりがいがあるけど激務の会社 86人(25.4%)

「仕事はつまらないけどワークライフバランスが整った会社」を選んだ新社会人が圧倒的多数という結果に。やはりどんなに仕事がおもしろくても、生活をないがしろにしてしまうのは避けたいという考えを持つ人が多いのかもしれません。それでは、それぞれの意見を見ていきましょう。

■仕事はつまらないけどワークライフバランスが整った会社

●やりがいだけでは続けられない

・やりがいだけがあって収入や休暇のバランスが伴わないといつか体を壊してしまうと思うから(女性/22歳/大学4年生)
・仕事がどんなに楽しくても、そのほかに支障があるのは問題だと思うから(女性/22歳/大学4年生)
・どれだけ楽しい仕事でも、激務であれば体調を崩す心配があるから(女性/22歳/大学4年生)
・仕事で身体をダメにしては元も子もない(男性/23歳/大学4年生)

●プライベートは大事

・プライベートを楽しめばいいと思う(女性/24歳/大学4年生)
・仕事がつまらなくてもプライベートのために働いていると思えばなんとかなる(女性/23歳/大学4年生)
・趣味を楽しみたい(男性/22歳/大学4年生)
・しんどいとプライベートが充実しないから(女性/23歳/その他)

●仕事に多くを求めてない

・仕事はあくまで生きるための手段だと思うから(男性/28歳/大学院生)
・仕事に楽しみなんてない(男性/21歳/大学4年生)
・仕事にやりがいを求めていないから(女性/22歳/大学4年生)
・仕事は生活の手段で必ずしも目的ではないから(女性/22歳/大学4年生)

●休みたい

・趣味を楽しみたい(男性/22歳/大学4年生)
・激務であれば、休日何もしたくなくなってしまい、生きている心地がしない。あくまでも自分のための人生。仕事に生かされているようなことはあってはならない(男性/23歳/大学4年生)
・体は壊したくないし、休みたい(男性/22歳/大学4年生)

●その他

・つまらない仕事なんてない、やりがいを見出せばいい(女性/22歳/大学4年生)
・ひたすら働き続けるなんてロボットみたいだから(男性/23歳/大学4年生)
・仕事以外では自由がほしいから(男性/22歳/大学4年生)

「仕事はつまらないけどワークライフバランスが整った会社」を選んだ人は、「身体を壊してしまっては元も子もない」といった意見が多く見られました。仕事にはやりがいがほしいと思っても、身体を壊して仕事が続けられなくなってしまっては意味がないという冷静な意見が多かったです。また、「仕事はあくまで生きるための手段」といった意見もありました。新社会人はやりがいよりも長く続けられそうかどうかを重視する人が多い傾向にあると言えるでしょう。
それでは次に、「仕事はやりがいがあるけど激務の会社」を選んだ人の意見を見てみましょう。

次のページ仕事はやりがいがあるけど激務な会社を選んだ人は?

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