【決意表明&所信表明】例文つき! 気持ちが伝わる決意文の書き方

更新:2024/02/05

社会人ライフ


社会人になるとやはり学生のころとは違い、ある程度「有言実行」が求められます。

特に新社会人になりたての入社式や昇進・新しいプロジェクトに挑むなどといった新たな試みや立場に立った時に、自分のビジョン、どうなりたいかといったことを周囲にアピールすることも。

そんなときに大事になってくるのが「決意表明」と「所信表明」です。

決意文を誰に向けて、どのような立場で書くかによって、形式や書き方が変わります。

今回は、決意表明・所信表明の際に役立つ決意文の書き方を例文つきでご紹介します。

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決意表明・所信表明とは?

「決意表明」は「決意文」とも呼び、簡単に言えば今後自分がどのようになりたいか、そのために何をするかということを周囲にアピールする文書を指します。

文書で提出することもあれば、入社式などの場でスピーチするなどさまざま。

なお「所信表明」も意味合いとしては「決意表明」と同じです。

決意表明と所信表明の細かな違い

「決意表明」と「所信表明」の細かな違いは、表明する場だと言えます。

「所信表明」の場合、公式な場で使われることが多くあるという点です。

例えば、企業の社長や政治家などが行う「決意表明」に対しては、「所信表明」と呼ぶことが多くあります。

一方の「決意表明」は入社式や昇進や栄転などといったおめでたい立場の人が書くケースが多いです。

新社会人は覚えておきたい!決意表明(決意文)の書き方【例文つき】

新社会人になるあなたも、新しい部署に配属されて初めて作成する書類やスピーチが「決意表明」になる場合があるかもしれません。

言葉遣いも独特で社内での文書ですが、恩師への手紙を書いているような気持ちで書くと筆が進みやすいですよ!

この項目では、新社会人で入社、配属先が決まり、直属の上司にむけた「決意表明」の書き方を例に挙げ、決意表明の書き方や作成時のポイントについて解説します。

決意表明の例文

まずは、例文から見てみましょう。

例文を見ていくと、決意表明は

・入社の喜びと感謝

・今後の抱負

・指導のお願いと結び

の3パートに分かれていることがわかります。

決意表明文を書くときは、目上の人に対して書く文章ということを念頭に置きながら、これから自分が何をしたいか、どうしていくかというビジョンと抱負をわかりやすく書くことが大切です。

それぞれについてポイントを押さえながら確認してみましょう。

入社の喜びと感謝

まずは、自己紹介とともに入社の喜びと感謝を表します。

例文の

「○月○日付で、○○社○○課の一員となりました△△でございます。このような厳しい時代に、○○の分野で世界トップ3のシェアを誇るこの会社に入社できたことを心よりうれしく思います。」 

が当たります。

今後の抱負

続いて、今後の抱負を述べる文章を作成しましょう。

例文の 

「今日から先輩方のご指導のもと、日々一つずつでも学び、少しでも早く会社の戦力になれるよう力を尽くして仕事に取り組んでまいりたい所存です。

学生時代は1年留学し、現地で英語を学んで参りました。

この経験を生かしがら、○○社の一員として誇りをもって成長していきたいと思っております。」

が該当します。

自身の学生時代の経験(例文では留学)を活かして、入社した会社および配属先でどのように活躍したいかを簡潔に述べるように作成しましょう。

指導のお願いと結びの文

最後は指導のお願いと結びの文で決意表明文を締めましょう。

例文の

「まだまだ未熟な新入社員で、わからないことばかりでご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます」

が当てはまります。

決意表明(決意文)を書く際のポイント

決意表明(決意文)の書き方のポイントは「やる気と謙虚さ」を「卑屈にならず」に「丁寧に」伝えることです。

やる気と謙虚さのバランスを保っているかチェックしよう

決意表明文では自分のやる気を伝えるのは大切ですが、意気込むあまり大きなことを書きすぎないようにしましょう。

新社会人の決意表明文は、入社式や配属先での挨拶などで述べることが一般的です。

そして、先輩や上司に教えてもらうことも多いでしょう。

あまりにとがったやる気を見せてしまうと場にふさわしくないだけでなく、先輩・上司からの印象が悪くなる可能性があります。

自分がこうありたいと明確に伝えながらも、「ご指導よろしくお願い申し上げます」などの謙虚さも必要です。

卑屈にならない

謙虚に書くあまり、自分を卑下してしまうのはマナー違反です。

難しいかもしれませんが、謙虚さあふれる文面ながらも自分に対して卑屈にならないことも決意表明文では求められます。

卑屈になりすぎることで、自分を選んでくれた会社関係者を否定することにつながります。

丁寧に書こう

言葉遣いにも気を付けましょう。

決意表明文は役職の方や社長など多くの立場の人が見聞きするため、最上級の丁寧さで書きましょう。

普段は使いなれない言葉を使わなければならないことから間違えないように、意味や使い方をきちんと調べてから書くようにしましょう。

また、文章だけの決意表明の場合は「拝啓」「敬具」が必要です。

決意表明文は四字熟語を使ってみよう

目を引く決意文を作成したい場合は「四字熟語」を使うのがおすすめです。

初志貫徹(しょしかんてつ)や迅速果断(じんそくかだん)・切磋琢磨(せっさたくま)など、内容に応じた四字熟語を盛り込むことで、オリジナリティがでていいでしょう。

決意表明をスピーチする際に気を付けるべきことは?

決意表明を入社式などで読み上げることもあるかもしれません。

その際は、明るくハキハキと話すことが大切です。

心配な場合は、親や友人・同僚などにお願いして、一度読む練習をしておくと安心です。

また、時間も決まっているでしょう。

与えられた時間内に収まるよう、簡潔なスピーチ文章を書くことを心がけましょう。

決意表明を一言で表さなければならない場合は?

会社によっては決意表明を一言で表すように指示されることもあるかもしれません。

一言で決意表明をしなければならない場合は、自分の名前や配属先を述べた後、仕事へのやる気や意気込みを頑張りたいという気持ちとともに一文にまとめてみましょう。

以下の例文も、ぜひ参考にしてみてください!

まとめ

新社会人は、初めて会社の一員として働くことに期待と不安があるものです。

企業や会社に勤めていると、いずれは昇格や大きなプロジェクトの責任者になるなど、同じように大きな岐路に立つことも日常茶飯事。

相手への感謝と謙虚さを忘れずに、自分らしさを取り入れた所信表明・決意表明(決意文)で新たなスタートを切ってください!

(学生の窓口編集部)

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学生の窓口編集部

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