【旅の手引き】出入国の仕方を確認しよう

更新:2016/08/19

卒業旅行


入国の手続き

■入国手続をしよう


1.到着
飛行機を降りたら、「ARRIVAL(到着)」の表示に従って移動します。すぐに入国審査があるので、パスポートや入国カード(飛行機の中で記入しておく)など、必要なものはすぐに取り出せるようにしておきましょう。

2.検疫
イエローカードが義務付けられている一部の国以外では、ほとんどチェックはないので、そのまま通過すればOKです。必要な国では、ここでイエローカードを提出します。

●イエローカードとは
イエローカードとは、「国際予防接種証明書」のことで、WHOが伝染病感染地域として指定した場所へ渡航する場合(あるいは経由して他国へ行く場合)に必要になります。紙の色が黄色であることから、通称「イエローカード」と呼ばれています。規定の予防接種(コレラ・ペスト・黄熱)を受けると発行してもらえますが、熱帯地域(アフリカ、南米の熱帯地域、東南アジアの一部)に行く人以外にとっては、ほとんど必要がありません。自分の渡航先が指定地域に当たりそうだと思ったら、最寄りの検疫所に問い合わせて、確認を取りましょう。

3.入国審査
パスポートと入国カードを提示し、審査を受けます。国によっては、滞在日数や渡航目的を質問をされるので、必要な場合は英語での受け答えなど考えておくとよいでしょう。問題がなければ入国スタンプをもらえ、入国完了です。

4.荷物の受け取り
自分の利用した飛行機の便名が表示されているターンテーブル(ベルトコンベアーのようなもの)の前で待ち、自分の荷物が流れてきたらピックアップします。
預けておいた荷物は、回転寿司のようにターンテーブルに次々と乗せられて登場! 同じようなスーツケースやバッグがたくさんあるので、バンダナなどを巻き付け目印を付けておくと間違いがありません。

5.税関
対象となるものがあれば、荷物を持っていき、パスポートと関税申告書を提出します。申告なしの場合は、そのまま通って問題はありません。

6.到着ロビー
現地係員や出迎えの人と待ち合わせている場合、彼らが名前やツアー名の書いたカードを持って、ここであなたを待っているはずです。あとはガイドさんの指示に従いましょう。


■免税の範囲を知っておこう


せっかく海外に行ったのだから...と、お土産やブランド物を買い込んで帰ってくる人も多いはず。けれどもちょっと待って。海外から日本に持ち込む物品については、一定の範囲内であれば関税や消費税は免除されますが、その範囲を超えると、税関において課税の対象となってしまいます。酒類、タバコ、香水など、それぞれ品目によってその制限量は異なります。

それ以外では、合計20万円以上の物品(1品目の合計が1万円以下のものは対象外)を持ち込む場合などです。自分の買い物が免税枠内か否か、事前に確認しておきましょう。虚偽の申告をすると、物品を没収されたり罰金を課せられたりということもありますので、正直に申告しましょう。

ウイスキーの類などよほど高価なものでない限り、わざわざ重い思いをして持ち帰るほどの価格のメリットはありません。その他にもつい海外だと安いのではないかという思い込みからブランド物を買ってしまいがちですが、日本のディスカウントストアと値段的には変わらないことも多々あります。せっかくならそこでしか買えないもので、値段も現地価格で納得のいくものを賢く買いましょう。

★関税申告書
免税範囲を超えた物品を持ち込む人や、海外から日本に荷物を別送した人は、飛行機の中で税関申告書を書いておく必要があります(別送便がある人は2通必要)。持ち込む物品の品名、数量、価格などを記入しなければなりません。記入した申告書は、税関で提出し、指定された税金を払いましょう。申告のない人は、提出の必要はありません。


■日本への持ち込み規制


日本に帰国した際、外国からの持込が禁止されているものや、規定の手続きを通さなければ持ち込むことができないものなどがあります。海外で買い物をする際には、その点にも注意しておきましょう。

★持込が禁止されているもの
・ブランド品のコピー商品など
・麻薬や覚せい剤など
・通貨や証券などの偽造品
・公安・風俗を害する書籍や図画など
・特定の動物とその動物を原料 とする製品、植物とその包装物など

★その他持込が制限されているもの
・生の果実や、肉の加工品など
・土のついた植物など
・ワシントン条約で保護されている動植物の毛皮や加工品
・個人の医薬品、化粧品(24個以内ならOK)など

★その他検疫が必要なもの
・植物
・野菜、果実など
・植物を原料にした民芸品など


人気の高いルイ・ヴィトン。パリの本店で新作を...。と思っている人も多いと思いますが、日本人が長蛇の列をなして入店制限も多々あり。しかも人気の新作は世界的に品薄で、狙っているアイテムが無いことはしばしば。「本当に欲しい!」と思っていたものがあったら買いましょう。「何でもいいからヴィトンのものを買わなきゃ」といって、その場の雰囲気で買うのはやめておきましょう。1,000円、2,000円の話ではないのです。そのバッグはあなたの手取り分なのかもしれないのですよ。

>> その3:現地で困らない為の3つの確認事項

<< その1:パスポートの作り方を知ろう

関連記事

新着記事

もっと見る

  • 旅の手引き
  • 旅の裏ワザ
  • 卒業旅行なんでもランキング
  • 旅で見つけた宝物



1位 イギリス >>人気スポットをチェック
2位 イタリア >>人気スポットをチェック
3位 フランス >>人気スポットをチェック

ランキングをもっと見る



シンガポールで見つけた!旅の宝物
近代的な街並みとディープなアジアの雰囲気両方を楽しめるシンガポール! そんな国を巡って先輩が見つけたものとは?

先輩の体験記をチェック



HOT TOPIC話題のコンテンツ

注目キーワード

卒業旅行特集

  • ピックアップ