テラスハウスは幻想？ シェアハウスのぶっちゃけ苦労話「男女関係のこじれ」「盗難が頻発」

昨年9月に放送終了となった人気番組『テラスハウス』の影響もあり、注目を集めるようになった「シェアハウス」。『テラスハウス』の先入観からか、シェアハウスといえばおしゃれな若者が集いそうな印象ですが、現実はどうなのでしょう。今回は、シェアハウス経験者たちに生の声を聞いてみました！

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■共有スペースのあれこれ

・トイレが共有なので、お腹を下したときは地獄だった（男性／27歳／情報・IT）
・シャワールームに常時髪の毛がこんもり溜まっていて汚い（女性／24歳／ホテル・旅行・アミューズメント）
・共有スペースの掃除を誰もやらないので、結局いつも自分が片付けるはめに（男性／22歳／小売店）
・風呂が1日1回と制限されていて、かなり不便だった（男性／30歳／電機）

基本、シェアハウスはバス、トイレ、キッチン共有。「共有設備もマイルールで使いたい！」なんて人はシェアハウスでは暮らすのは厳しいかも。

■男女の共同生活はトラブルだらけ!?

・友人の体験談によると、男女3人でシェアハウスをしていたが、そのうち2人が恋愛関係になってしまい、残された1人が追い出されたらしい（女性／40歳／医療・福祉）
・肉体関係が煩雑になった（女性／21歳／建設・土木）

異性が同じ屋根の下で暮らすと、思わぬトラブルが起こることも。素敵な恋愛ができればよいのですが、ドロドロの男女関係を繰り広げることになったら......考えただけで恐ろしい！

■やっぱり気になる、人間関係

・必ずケンカが発生し、誰かが蒸発していなくなった（男性／32歳／機会・精密機器）
・5、6人でシェアしていたのだけど、途中から料理から外食にいたるまで「みんなで一緒にしよう」という空気になって、外の友達と疎遠になった（女性／33歳／不動産）
・イベントを頻繁にやっているので、全く参加しないというわけにもいかず......正直、かなり面倒くさい！（女性／27歳／情報・IT）
・忙しいのに連日、ルームメイトに人生相談に長々とされ、断れずに苦労した（女性／34歳／金属・鉄鋼・化学）

シェアハウスの醍醐味といえば、同居人たちとの交流。運よく気の合う人に巡りあえばいいのですが、微妙な人と一緒になることもしばしば。

■ありえないルームメイトにストレスMAX！

・ルームメイトの手癖が悪く、盗難が頻発！（女性／29歳／学校・教育関連）
・ルームメイトがゴミを捨てない人で、ビールの空き缶も放置。ゴキブリが大量発生している（男性／29歳／団体・公益法人・官公庁）
・冷蔵庫のシェアが大変！　腐った食材を処分しない人や勝手に人のもの食べる人がいる（男性／43歳／情報・IT）

シェアハウス内に、非常識な人がいたら大変！　自分の家なのに、帰るのが苦痛になりそう......。

■シェアハウスの意外な苦労話

・男２人でシェアハウスをしたら、周囲から同性愛者だと思われていた（男性／30歳／マスコミ・広告）
・知人が同性３人で一軒家に住んでいたが、１人が結婚して途中で引っ越し。家賃が高くなったため、残る２人も結局家を引き払うことに（女性／31歳／不動産）
・インフルエンザに集団感染（女性／26歳／マスコミ・広告）

盲点だった！　シェアハウスの意外なデメリット。どんなことが起こるのか、住んでみないとわからないですね。

憧れのシェアハウス、でも実際住んでみると意外なトラブル＆デメリットがあるようです。一方、「シェアハウスライフ、かなりエンジョイしています！」（女性／30歳／自動車関連）という人も。シェアハウスを検討している人は、自分の適性も含めて、住むかどうかを決めたほうがいいかもしれません。

文●松原麻依（清談社）

調査期間：2015年1月
調査対象：社会人男女
有効回答件数：500件