以前、整形手術によって美しくなる「整形美人」な女性をどう思うか男性に調査した所、約6割が「ナシ」と回答していました(整形美人の記事はこちら http://student.mynavi.jp/freshers/outline/2014/10/14100417.html)。リスクを負ってまで整形することには否定的な人が多いようです。化粧やダイエットなど、自分でできる努力をまずするべき、という声もありました。では、女性に比べてメイクや髪型で印象を変えづらい、男性の整形の場合はどうなのでしょうか? 整形で美を手に入れた男性、すなわち「整形イケメン」はアリなのかナシなのか、女性に意見を聞きました。
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Q.「男性が顔の整形をしてイケメンになるのはアリだとおもいますか?」(女性のみに質問)
アリ......115人(41.8%)
ナシ......160人(58.2%)
約6割の人が「ナシ」と回答しました。その理由を聞いてみましょう。
■外見にこだわる必要ナシ?
・男性はそこまで美にこだわらなくてもいいと思う(34歳/機械・精密機器)
・男が自分の容姿をかっこつけて整形するのは嫌(41歳/マスコミ・広告)
・美しくなる必要性が女性より少ないと思うから(28歳/その他)
一番多かった意見は「男性は女性ほど外見を意識しなくていい」というもの。イケメンがチヤホヤされてはいますが、整形をしてまで外見にこだわる必要はないということでしょうか。
■美意識が高すぎるとキモい!?
・美意識が強すぎると、気持ち悪いから(28歳/金融・証券)
・なんとなく嫌。ナルシストっぽい(30歳/情報・IT)
・美意識が高すぎる男の人は苦手だから(28歳/自動車関連)
男性にもキレイなものが好きという人はいると思いますが、女性からすると美意識が高すぎる男性はNGの様子。少しくらいは雑な面も持っていた方が、男らしく見えるのかもしれませんね。
■外見よりも他のところを伸ばして!
・整形して顔を変えるより、中身を磨いている男性の方がよっぽどかっこいいと思う(28歳/医薬品・化粧品)
・そんなところで勝負しなくていい(33歳/医療・福祉)
・他のところを伸ばしてほしい(31歳/情報・IT)
「男性は女性よりも外見にこだわる必要がない」という意見は、裏返すと「顔よりも内面を鍛えてほしい」という意味があるようで、「整形するなら他のところに投資して!」という声が多かったです。
続いて賛成派の理由も聞いてみましょう。
■前向きになれるなら......
・それによって性格が明るくなるならいいと思う(32歳/アパレル・繊維)
・それで前向きになれるのなら個人の自由だと思う(31歳/金融・証券)
・コンプレックスが無くなるなら良いと思う(31歳・不動産)
整形手術の結果、内面がポジティブになるのならアリと答える意見が多いようす。たしかに、整形で自分に自身を持つことができれば、精神面にも良い影響も少なからずありそうです。
■モテたいという気持ちは男女平等!?
・かっこよくなりたい気持ちはわかるから(32歳/アパレル・繊維)
・男性でも女性でも、モテたいのは一緒だし、かっこよくなりたい気持ちはあると思うから(33歳/金属・鉄鋼・化学)
誰でも他人からよく思われたいという気持ちは変わらないので、そこに共感する意見も多くみられました。
ちなみに、同性である男性は整形についてどう考えているのでしょうか?
Q.「男性が顔の整形をしてイケメンになるのはありだとおもいますか?」(男性のみに質問)
アリ......94人(41.7%)
ナシ......131人(58.3%)
なんと女性とほぼ同じ結果に! 男女ともに同じくらいの割合でナシが多いみたいですね。それぞれ理由を聞いてみましょう。
■同性から見ても「男らしくない」
・男らしくない(32歳/農林・水産)
・中身が顔に出るので、外から直すということ自体に違和感がある(49歳/マスコミ・広告)
・顔ではなく、中身を磨くことが大切(47歳/運輸・倉庫)
中身が顔に出るというのは説得力がありますね! 内側が明るくポジティブになれば顔色も変わってくることはありそうです。
■個人の自由だから、アリ!
・個人の勝手だから、整形したい人は、自己責任ですればいい(54歳/学校・教育関連)
・どうしても気になるなら、部分的には仕方がないと思う(52歳/その他)
・見栄えだけで元気になれるならいいのでは?(46歳/電力・ガス・石油)
やはり女性と似たような意見が集まりました。「最終的には自己責任」と捉えている人が多そうですね。
「男性は女性よりも外見を気にしなくてもいい」と考える一方で、「コンプレックスを解消できるならアリ」という内面的な理由から賛成者もいる男性の整形手術。最後に決めるのは自分自身ですが、「まずは自分で自分を変える努力をすべき」(48歳/金融・証券)という意見もあることをお忘れなく!
文/カツセマサヒコ(プレスラボ)
調査期間:2014/10(フレッシャーズ調べ)
調査対象:社会人男女
有効回答件数:500件
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