海外旅行は、日程が長くて疲れがたまったり、文化の違いから心の余裕もなくなりがち。「海外旅行先で同行者とケンカしたことがある」という社会人たちに、ケンカの理由を聞いてみました!
【行きたいところに行けない!】
・「台湾に一緒に旅行した友達が自己中心的過ぎて、自分の行きたいところばかり行きたがった。私が○○へ行きたいと言っても全部却下。帰りの飛行機はほとんど喋らなかった」(女性/社会人歴8年目/秘書・アシスタント職)
・「彼女とフランスに行ったとき、彼女は買い物、自分は美術館に行きたく、価値観が合わなかった。無理やり合わせているかのような彼女の態度に腹が立った」(男性/社会人歴8年目/技術職)
せっかく旅行に行ったのに、自分は我慢して相手の好みに付き合ってばかりでは不満もたまるでしょう。どこの店で何を食べるかでケンカになった例もありました。行きたいところへ行けないというだけでなく、自分の気持ちに配慮してくれない相手に腹が立ってしまいますよね。こんなことにならないためには、自分の行きたいところをあらかじめ伝えておくなど、出発前にある程度は相談しておくのがよさそうです。
【主体性のない人との旅は疲れる!】
・「パリで親とケンカしました。『どこ行くの?』とか『ごはんは?』とか、何もかも私に頼るのでイライラ。疲れてくるとそういうのがとてもうっとうしくなる」(女性/入社8年目/その他)
友達や恋人同士でもありうる話です。「道を間違えた責任のなすりつけ合いで、気まずいムードに」という体験談もありました。テキパキ仕切ってくれる人と一緒だからと任せっぱなしにせず、ときには一緒に考えるなど、協力する姿勢を見せることも大切なようです。
【恋人や配偶者の意外な姿に失望】
・ 「彼氏と一緒に海外旅行に行ったが、二人とも英語は苦手。何か聞きたいことがあっても彼氏が積極的に聞いてくれず、すぐに私に押し付けてくるので、『頼りない!』とケンカになった」(女性/社会人歴5年目/事務系専門職)
・「彼氏とタイへ行ったときに私が発熱してしまい、旅行が台無しだと彼氏が激怒。帰りに別れることになり、成田離婚状態」(女性/社会人歴3年目/事務系専門職)
日常と異なるシチュエーションで、普段は見えない相手の嫌な部分が見えてしまったというケース。カップルで海外旅行に行く場合は、いざというときの恋人の振る舞いが見られるチャンス!くらいに考えていれば、あまり失望せずに済むかもしれません。
ちなみに、恋人同士ならではのこんなケンカエピソードもありました。
・「今の主人が結婚前でまだ彼氏だったとき。自分は恋人の時間を満喫したかったのに、相手は観光を存分楽しむことに夢中で、甘い時間はまったく眼中になかった。楽しい旅行のはずなのに、ホテルで大泣きして叫んでしまった」(女性/社会人歴10年目以上/事務系専門職)
ケースバイケースではありますが、ずっと不機嫌なままでいるよりは、不満な点は旅の途中に上手に伝えた方が、その後の行程を少しでも楽しく過ごせるはず。その後結婚されたので、きっと仲直りできたのでしょうね。
海外旅行に行くとなると、楽しみが多くて期待が高まるもの。期待が膨らんだ分だけ、相手がそれに応えてくれなかったり、思い通りにいかないと余計に不満を感じてしまいがち。海外旅行にケンカはつきものですが、どうせならケンカも一つのイベントとして考えて、「これも思い出話になる!」と楽しんでしまうのも良いかもしれませんね。
文●永井祐子(エフスタイル)
調査日:2011/7/4
アンケート対象:COBS ONLINE会員
有効回答数:299件(ウェブログイン式)
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