これが使いこなせたら社会人っぽい、と思う言葉

更新:2016/01/28

ビジネス用語

これが使いこなせたら社会人っぽい、と思う言葉

社会人になると、学生時代には使ったこともない言葉を耳にしてドキドキしてしまうことがありますよね。慣れない言葉は、なかなか気恥ずかしくて自分では使いにくいもの。では、「これを使いこなせれば自分も社会人!」と実感できるのはどんな言葉でしょうか。社会人の先輩たちに聞いてみました。



【弊社】

「あこがれだった会社を『弊社』と呼ぶことになり、その一員だと実感した」(女性/23歳/運輸/販売・サービス職)

「就職活動中は『御社』という言葉をずっと使用していたため」(男性/27歳/ソフトウェア/技術職(IT))



今まで「御社」と呼んでいたのに、一転して「弊社」と呼ぶのは何か不思議な感じがしますよね。内定から入社までの期間などは、どちらで呼んだらいいのか迷ってしまいそうです。似たような違和感としては、「他社の人の前では上司を呼び捨てで呼ぶ」という回答もありました。入社後に一人前の仕事をするようになり、社外の人に対して「弊社」とさらっと使えるようになったとき、その会社の人間としての自分に自信が持てるものかもしれませんね。



【いつもお世話になっております】

「別にいつもお世話になっているわけではない人にも使わなくてはいけないのが、変だなと思った」(27歳/女性/食品/総務系事務職(総務・人事・経理など))

「初めての人にも使うのが慣れなかった」(女性/28歳/食品/営業職)

「会ったことのない人にメールを送るときも必ず入れるので不自然さを感じた」(男性/27歳/電気/技術職(IT以外))



実際にお世話になったかどうか分からない、それどころか面識のない相手にも日常的に使われるこの言葉。文字通りの意味を考えると違和感があるケースも多いのですが、自分自身のことだけではなく、会社として「お世話になっている」という気持ちを込めて、決まり文句のように使われることが多いようです。名刺交換や電話応対、メールの冒頭などで自然にこの言葉が使えるようになれば、まずは社会人の仲間入りと認めてもらえそうです。



【リスケ】

「学生時代には聞きなれない言葉で、会議などに入って初めて耳にした」(女性/31歳以上/IT/総務系事務職(総務・人事・経理など))

「学生時代には使ったこともない言葉だった」(女性/26歳/食品/総務系事務職(総務・人事・経理など))



「リスケ」とはリスケジュール(reschedule)の略で、当初のスケジュールを組み直すこと。他に「FIXする」(確定する)、「クライアント」(顧客・得意先)などの言葉を挙げる人もいました。これらの言葉は、最初は意味も分からなかったという人も多いようです。慣れるまでは言葉のニュアンスがつかみにくいので、決まり切ったあいさつ言葉と比べると最初は使いにくいかもしれません。その分、自信をもって口に出せるようになると、仕事ができるようになってきた自分を感じて、ちょっと大人の気分が味わえそうですね。



ここに出てきたような特定の言葉以外にも、「敬語をスムーズに使う」という声も多く見られました。敬語を上手に使えるようになるのも、社会人らしさを自覚するポイントのようです。今まで使っていなかった言葉を使うのは、最初はぎこちなく感じますが、毎日使っていれば知らないうちに慣れてくるもの。意識せずに使えるようになった頃には、職場にも仕事にも順応してきた自分を実感できそうですね。



調査日: 2011/2/21

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文●永井祐子(エフスタイル)

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