友好関係に一瞬“溝”ができる、賞味期限切れギャグ

一発屋芸人たちのギャグは瞬間的に大流行りするものの、すぐに死語化してしまいます。学生たちが死語と感じるギャグにはどんなものがあるのでしょう。死語エピソード第二弾は、有効な関係にも一瞬溝ができてしまった、賞味期限切れギャグにまつわるエピソードをご紹介します。

・「レイザーラモンHGの『セイ！セイ！セーイ！』が友人の口から飛び出した。昔なら一緒にのっていたが、自分がのらなかったので死語だなと悟ったようです」(22歳/男性/大学生)

レイザーラモンHGも今やもう昔の人。古いギャグに対するリアクションは一瞬何のことか理解ができず、難易度が高いので突然の使用には要注意。テンションの高いギャグだけあって、思いっきりヘンな空気が流れてしまいます。そもそも、友達に「セイ！セイ！セーイ！」と言われて、何と返したらいいのでしょう。かなりハードルの高い期限切れギャグです。


・「家電量販店で働いている際に、契約を取るとインカムで「○○取りました」と報告することになっていたのですが、とある社員さんがダンディ坂野のアレンジを加えて『○○、ゲッツっ！』と言いました」(22歳/男性/大学生)

こちらも一発屋芸人の代表格ダンディ坂野のギャグ。先ほどのレイザーラモンHGよりは使い勝手が良いのか、意外と投稿が多く目立ちました。ちなみに最近、ダンディ坂野は「リサイクル(＝復活)プロジェクト」と題して、スコットランドのダンディー市というところで「ゲッツ！」を連発しているとか……。


・「メールで『おっはー！○○です』という書き出しの文章が回って、最近『おっはー！』ってないよなと思った……」(22歳/女性/大学生)

2000年流行語大賞受賞の「おっはー」。香取慎吾がテレビ番組で使用していたギャグ(?)です。爽やかな朝に古いギャグはちょっとテンション下がるかも。でも、相手はきっとテンション上がりながらメールをしたに違いありません。相手の心理を汲み取って、「古〜っ！」と突っ込み返信してあげましょう。


・「会話で『なんでだろう』口にすると、メロディーをつけて歌う親戚がいる。自分がスベったみたいになるのでいや」(22歳/女性/大学生)

2003年流行語大賞受賞のテツ＆トモが歌い上げるギャグ。自分の発言に乗せて発せられるギャグがスベると最悪のケースです。気持ちよく歌い上げる本人をよそに、周囲はこの女性に対して「なんでそんな発言するんだよ！」と言わんばかりの空気に。期限切れギャグは周囲の人をも巻き込む力があるので、気を付けましょう。


賞味期限切れギャグ、使う側は発した後のヘンな空気をいかに修復するか、その事後処理能力が問われます。一方で使われた側も同じ。突然の賞味期限切れギャグにも、すかさずツッコめるようパターンを用意しておくと安心ですね。

調査時期：2011年1月26日〜2月3日
調査対象：マイコミフレッシャーズ
調査数：学生452名
調査方法：インターネットログイン式アンケート