2020年10月14日 更新

わかると食器がもっと楽しめる! テーブルコーディネートのきほんの「き」。

テーブルコーディネートにつかうテーブルウェアの名称や並べ方、テーブルフィギュアについてお話します。はじめてテーブルコーディネートに挑戦しようとしている方、基本をチェックして、食事のときに素敵な空間を楽しんでみてください。

テーブルウェアスタイリスト®の二本柳(にほんやなぎ)です。
普段は広告撮影の空間を作るスタイリスト、店舗ディスプレイ(VMD)を中心に仕事をしています。
今はテーブルコーディネートの撮影やフード撮影など、食器にまつわるさまざまな仕事に関わらせていただいていますが、私が10代に初めて一人暮らしをした頃は、自己流でテーブルコーディネートを楽しんでいました。

自粛期間中にお料理を楽しまれた方、食器を新調された方も多いと耳にします。
今回は自己流でテーブルコーディネートを楽しまれている方、ちょっとやってみたいなと考えている方に役立つテーブルコーディネートきほんの「き」をお届けします。
二本柳志津香 「TWSA(Tableware Stylist Association)」代表。

大手企業を初めとする CM・広告撮影のスタイリングや、店舗装飾、企業パーティーや催事を数多く手掛ける。
また、企業がPRとして行うイベントにもテーブルウェアスタイリスト®として登壇するなどしている。
ディスプレイ装飾・デザイン・マーチャンダイジングを学び国家資格商品装飾技能士2級保持、商品ディスプレイのプロであると共に、テーブルコーディネーター松尾洋子指示講師資格習得のプロテーブルコーディネーターでもある。

https://www.tablewarestylist.net/

そもそもテーブルコーディネートとは?

テーブルコーディネートという言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃると思いますが、どことなく似たような言葉がたくさんありと、明確な説明は難しいかもしれません。
テーブルコーディネートとは実は日本生まれの和製英語、海外ではまず通じません。

私もテーブルコーディネートスクールに通っていた頃、海外の友人に「今、テーブルコーディネートを学んでいる」と話したところ、理解されずドギマギしてしまった一人です。
では日本生まれのこの言葉、どのようにして生まれたのでしょうか。

実はテーブルコーディネートという言葉の生みの親は、テーブルコーディネーターのパイオニア故クニエダヤスエ先生といわれており、さまざまな雑誌で美しい作品を発表されています。
元々、座卓文化だった日本に西洋からテーブルが入ってきて、現代のスタイルになった訳ですから古いテーブルコーディネートの文献を見ていると感慨深いものがあります。
ちなみに海外の友人(アメリカ人)からは、テーブルデコレーションが近い言葉だと教わりました。

日本生まれのテーブルコーディネートの特徴は四季を感じること

日本生まれのテーブルコーディネートには、西洋のテーブルデコレーションと違ったルールがいくつか存在します。四季折々の色や花々、テーブルクロスやナプキンなどの生地、そして食器の各々を用いて、季節感を大切にしてコーディネートしましょう、という点です。
お気に入りの器を選んで、ファッションのように季節や色合いを少し意識しながら楽しんでみるところからスタートするのがおすすめです。

きほんのテーブルウェアの名称

私がこの世界に入った頃、実は食卓を彩るグッズの中に名称を間違えて覚えていた物がありました。普段何気なく使っている、食事に使うグッズの名称を少しご紹介したいと思います。

テーブルナプキン

食事をする際、膝元にかけて使用し、衣服の汚れを防いだり口を拭いたりする為に使用します。
よく“テーブルナフキン”と覚えている方もいらっしゃいますが、“テーブルナプキン”が正しいようです。食事やお茶のシーンに合わせてさまざまなサイズがあります。

プレイスマット(テーブルマット)

いわゆるランチョンマットです。
実はランチョンマットも和製英語、ネイティブの方向けには注意が必要です。
これを機にプレイスマットやテーブルマット、と覚えておくとよいかもしれませんね。

カトラリー

食卓用のナイフ、フォーク、スプーンなどの総称です。
金属類のほか、プラスチック製や木製素材の物もカトラリーと呼びます。

プレート

食卓用のお皿のことです。
お料理に合わせてさまざまなサイズの物があります。

グラス

テーブルコーディネートでは飲み物に合わせてグラスを選びます。
一人暮らしでしたら、タンブラーやシャンパングラス、ワイングラスなどがあればさまざまなテーブルコーディネートができます。

カップ

カップもお茶を楽しむときには欠かせません。
コーヒーカップ、ティーカップは形状が違いますし、コーヒーと紅茶の両方を楽しめる兼用カップもあります。
マグカップやカフェオレボウルなどを集めることも楽しいかもしれません。

並べ方の基礎知識

1. テーブルクロスやプレイスマットを敷いてみましょう。

ご家庭でテーブルクロスを敷く場合は、テーブルの端から垂れの部分が25~30 cmあるときれいです。プレイスマットはテーブルの食べ物を置く位置に敷きます。
テーブルクロスやマットを敷かなくてもカジュアルでお洒落なテーブルコーディネートができますので、ない場合は敷かなくてもよいですし、ラフにあえて敷かないコーディネートも実は私も好きだったりします。

2. プレートをテーブルの際から指2本の位置にセットします。

今日はどんなお皿をセットしますか?
ディナー用、スイーツ用…。お気に入りのプレートをテーブルの際から指2本分、約3センチの位置にセットします。

3. グラスをセットします。

私がご質問をいただく中で一番多いのが、グラスを置く位置だったりします。
右? 左? 知っているようで、いざセッティングするとき迷ってしまう方も多いのがグラスです。
グラスはプレートの右上にセットしましょう。

4. カトラリーをセットします。

カトラリーはメニューによって選ぶことが大切なポイントです。
スイーツを食べるときはスイーツ用の小さなカトラリー、食事のときは食事の内容に合わせてセットします。
テーブルの際から指3本分、約4cmの位置にセットします。

5. テーブルナプキンを置いてみましょう。

布製の物でもペーパーナプキンでも大丈夫ですので、ナプキンを置いてみましょう。
最近はすてきな柄のペーパーナプキンがたくさん販売されているので、迷ってしまいますね。
ぜひお皿の雰囲気やご自宅のインテリアに合わせてセレクトしてみてください。

テーブルフィギュア(トーキンググッズ)を考えてみよう

テーブルコーディネートを誌面やWEBなどで見ていると、季節のお花が飾ってあり、ハロウィンの季節にはカボチャやクモの巣モチーフ、クリスマスの時期には松ぼっくりやクリスマスモチーフのキャンドルが置かれている写真やお店のテーブルディスプレイを目にされたことがある方も多いのではないでしょうか。

食事のときに使用するグッズ以外のものをテーブルコーディネートではすべてフィギュアと呼ぶのですが、フィギュアはテーブルコーディネートに欠かせない大切なアイテムでもあります。
フィギュアは“トーキンググッズ”ともいい、会話のきっかけをつくったり、コーディネートのテーマをより明確にする演出に欠かせないアイテムだったりします。
季節に合わせたり、おもてなしをするゲストに合わせてネームカードを準備したり、ディナーにキャンドルを準備したりと、フィギュア選びや手づくりも楽しいです。
フィギュア(トーキンググッズ)も自分らしく飾ってみてくださいねっ。

まとめ

ご家庭でのテーブルコーディネートきほんの「き」を簡単にお伝えしました。
テーブルコーディネートはちょっとした気分転換にもなり、インテリアが好きな方にとっても気軽に楽しめる世界ですので、とりぐらをご覧いただいているみなさまと相性がよいと思います。

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