普段の通学やアルバイトなど、さまざまなシーンで電車やバスを利用している人にとって、交通費はどうしても発生する必要経費のようなもの。とはいっても毎日利用する交通機関、少しでもお得に乗りたいものですよね。

実は、鉄道各社では乗車するごとにポイントが貯まる、お得なサービスを実施しています。いつもの移動でポイントがゲットできる、鉄道会社のポイントサービスとは一体どんな内容なのでしょうか。（2024年4月26日執筆）

JR東日本では繰り返し乗ることでポイントが貯まるサービスも

最初にご紹介するのは、JR東日本が提供する「JRE POINT」です。JRE POINTとは、鉄道利用やSuica決済、JRE POINTカード、ビューカードなどを通じて貯まるJR東日本独自のポイントサービス。

鉄道利用でポイントを貯めるには、まずJRE POINT WEB会員に登録し、JRE POINT WEBサイトでSuicaを登録します。後は登録済のSuicaで乗車するだけ。

モバイルSuicaなら運賃50円ごとに1ポイント、カードタイプなら200円ごとに1ポイントが貯まります。ただし、乗車ポイントはJR在来線に乗った区間分のみが還元対象なので注意しましょう。

さらに、繰り返し乗ってポイントが貯まる「リピートポイントサービス」も。ひと月の間に同じ額の運賃を10回払うと、運賃1回分をポイント還元。11回以降は、毎回10％のポイント還元が受けられます。

学生には欠かせない定期券の購入では、モバイルSuica定期券の購入金額50円ごとに1ポイントを付与。乗車以外でも、黄色い「Suica登録して貯まる」マークを掲示しているお店ならSuicaで支払いをするとポイント還元など、さまざまなサービスが用意されています。

ライオンズの試合がある日は10ポイント還元

西武鉄道では、「西武鉄道アプリ」にPASMOを登録することで、さまざまなポイント還元が受けられるキャンペーンを実施。例えば西武線の江古田・桜台・練馬・中村橋・富士見台・練馬高野台・豊島園の7駅いずれかを、夕方4時以降に出場すると10ポイントが貰えます。

また、ベルーナドームで埼玉西部ライオンズの試合がある日は、試合開始3時間前～試合終了後3時間の間に西武球場駅を出場すると10ポイント還元。鉄道以外にも、西武バス及び西武観光バスを土日などの対象日に利用すると3～4ポイントが付与されます。

ただし、キャンペーンによっては事前エントリーが必要な場合も。どのキャンペーンが要エントリーなのかは、西武鉄道HPのキャンペーン一覧を確認しましょう。

東京メトロは定期所持が圧倒的にお得

東京メトロでも、「メトポ」に登録したPASMOでの乗車でポイントが貯まります。ポイント還元率は会員ランクによって変動し、下は2％から、最上ランクでは10％のポイント還元が可能。

会員ランクは毎月の利用状況などで得られるランクスコアで判定されますが、定期券を持っているだけで3,000スコアが獲得できるのでランクが上がりやすいのがポイント。学生にはピッタリのサービスですね。

他にも、小田急線では「小田急ONE」サイトから「小田急お出かけポイント」にPASMOを登録すると、運賃の0.5～12％の「小田急ポイント」が貯まります。さらに小田急のクレジットカードと連携すると、定期券購入やPASMOのオートチャージでもポイントが獲得可能。

毎日電車を利用する人なら、絶対お得な鉄道会社のポイントサービス。アプリへの登録やキャンペーンエントリーが必要な場合が多いので、漏らさずしっかりとポイントをゲットしましょう。

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