2022年、高校二年生として過ごした一年間を考えてみると、この時期の高校生は人生について初めて深く考える…|エッセイ企画「#Z世代の目線から」キーワード:あなたの2022

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エッセイキーワード:あなたの2022
エッセイタイトル:『自己実現』/著者:Auto さん

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2022年、高校二年生として過ごした一年間を考えてみると、この時期の高校生は人生について初めて深く考える時期であったと思う。大学受験が迫り、何を自分はしたいのかや何をするべきなのかを考えていくなかで自己実現について考えることが多く、それについて個人的な見解を述べていく。

 マズローの五段階欲求説をもとに考えると、日本人の多くはすでに自己実現欲求の段階まで至っているだろう。すでに生きるために必要なものは意識しないでも満足に揃うことがほとんどで、内的な欲求である承認欲求や自己実現欲求が主な欲求になっていく。ただ、その段階に至ってはいるが、自己実現欲求を満たしている人はとても少ないのではないかと感じる。そこには日本人の多くが人や社会からの見られ方、つまり承認欲求に多くの意識を割きすぎていることが関連している。ある意味承認欲求と自己実現欲求は対比の存在であり、曝け出すことを目的にする自己実現欲求とは別に認められるために曝け出さないことを行う承認欲求がある。これについては自分も受験を見据えていく中で感じることがあった。有名な大学に行くということは周りの目線や将来的な就職に有利に関係するためいきたいと思う気持ちと、学びたいことが別にあることでの不快感。このように実際悩んでいたが自分は解決することができた。

 承認欲求と自己実現欲求を両立して満たす方法として一番簡単であると思いついたのは、二つを分離して考えることだ。この二つが関連してしまう部分で考えてもどちらかが足を引っ張ってしまうことが多いが、例えば大学は承認欲求や就職のために用い、そこで生まれた時間を趣味などから自己表現をし、自己実現欲求を満たす。これによって解決することができると結論づいた。

 自己実現は全てにおいてできるのが理想的だが、それは日本の現状や周りの目線から難しい部分もあると思うが、このようにできる部分から自己表現をしていくことで自分らしく生きることは大事だと思う。そのためにも来年まで勉強を努力し、学業と自己表現の両立をできるように土台を築いていく。


著者:Auto さん
学校・学年:札幌開成中等教育学校 2年
著者コメント:受験が迫っている今、今後の人生について考えたことを簡単にまとめました



さっき―

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エンタメ系の大学に入学。
学生のうちに様々なことにチャレンジしたくて、学窓ラボメンバーに。
趣味は料理、エンタメ鑑賞。
将来は映像系の仕事に就いて活躍していきたい。

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