バイトの辞め方まとめ! 基本のマナーと辞める理由の伝え方 3ページ目
■この辞め方はNG!
ここまで辞める際の伝え方などを取り上げてきました。逆に、以下に挙げるような辞め方は、トラブルの火種にもなりますので避けましょう。
<嘘をつくこと>
大義名分のある辞め方を考えることは大切ですが、あからさまなバレる嘘を理由にしてはいけません。嘘をついたばかりに、店の前を通れない、店の近くに行けないといった、生活に支障をきたすような事態は避けましょう。
「家族が病気になったから看病のために辞めます」
「留学することになったのでバイトを辞めます」
本当だったら仕方ありませんが、嘘をついているのでしたら、相手に対して失礼です。また、自分もやましい思いをしなくてはなりません。辞めたバイト先の店長と街でばったり出会っても、やましい思いをせずに堂々と話せるようにしておくことが大切です。
<無断欠勤からそのまま音信不通になる辞め方>
一番いけないのは連絡もなく、そのままいなくなる辞め方です。バイト先のお店は、シフトの組み直しや新しい求人の募集などで大変なことになります。また、そのような辞め方をする人は、周囲から信頼をなくします。学生のうちは、まだ大目に見てもらえるかもしれませんが、社会人になったら、そういうマナー違反は許されません。
また、連絡もしないで辞めてしまったのでは、バイト先に近づけなくなったり、避けて通ったりと、その人の世界がどんどん狭くなってしまいます。現代は、フェイスブックなどのSNSですぐつながってしまう時代なので窮屈さはなおさらです。
<一方的な連絡だけの辞め方>
一方的に電話連絡だけして辞めてしまう人もいます。このようなバイトの辞め方もマナー違反です。バイト先のお店では、シフトの穴を急きょ埋めなくてはいけません。また、新しいバイトも募集しなくてはいけません。バイトとはいえスタッフとして働いているので、店の一員として責任があることを自覚してください。
人間関係でトラブルを起こし、その勢いで飛び出すような辞め方もNG。トラブルを起こしたら、話し合ってお互いに和解してから辞めましょう。
■バイトの上手な辞め方まとめ
ここまで、バイトを上手に辞める方法やそのタイミング、基本的なマナーについてまとめてみました。バイトを辞めなければいけなくなったときは、今回ご紹介したテクニックを活かして辞めるようにしてください。
バイトといっても社会の一員。無責任な辞め方をしていたのでは、社会的な信用がなくなってしまいます。下手なバイトの辞め方をしたばかりに、うしろめたい思いする羽目になった……そんな事態だけは避けるようにしましょう。
執筆:山下正之助(ナレッジ・リンクス)
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