ソムリエになるには? 気になるお仕事に就くにはどうすればいい?
レストランなどで、客がオーダーした料理にふさわしいワインを選び、提案するソムリエという仕事ですが、どうやったらソムリエになることができるのか、みなさんはご存じですか? ソムリエをテーマとした漫画やドラマが数多くあるので、興味がある人は多いでしょうが、ソムリエになるためのプロセスは意外と知らない人が多いのではないでしょうか。そこで今回は、「ソムリエになる方法」をまとめてみました。
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■ソムリエになるには?
ソムリエの仕事は古くからあるとされていますが、近年この仕事を明確にしたのは19世紀のフランスだと言われています。20世紀初頭には、『パリ・ソムリエ組合』が設立され、1969年にソムリエの仕事を広く知らせるために『パリ・ソムリエ協会』が設立されました。そのため、フランスではソムリエという仕事を非常に重視しており、ソムリエは国家資格となっています(他にはイタリアでもソムリエは国家資格)。
日本においては、ソムリエの国家資格はありませんが、民間団体が認定している民間資格があります。特に有名なのが『一般社団法人日本ソムリエ協会』が認定しているソムリエ資格。民間資格ではありますが、ソムリエとしての能力をわかりやすく示すものであるため、ワインを提供する職に就いている人の多くが取得しています。食通とされる芸能人の中にも、取得している人がいますね。
■ソムリエの民間資格はどんなものなの?
日本ソムリエ協会では、
●ソムリエ
●シニアソムリエ
●ワインエキスパート
●シニアワインエキスパート
という4つの民間資格の認定を行っています。ワインエキスパート、シニアワインエキスパートは、ワインを取り扱う仕事に就いていない人でも取得できる資格。ソムリエ、シニアソムリエは、アルコール飲料を提供する飲食サービスや、ワインなど酒類飲料の仕入れや管理、販売、またアルコール飲料に関するコンサルタント業務に就いている人しか取得できません。
ソムリエ、シニアソムリエの受験資格ですが、ソムリエは、アルコールを提供する飲食サービスなど特定の仕事に通算3年(日本ソムリエ協会員は2年)以上経験している場合に受験することができます。シニアソムリエは、ソムリエの資格認定後3年目であること、またアルコールを提供する飲食サービスなど特定の仕事を通算10年以上経験していることが求められます。
ソムリエ、シニアソムリエの認定試験は、筆記、テイスティング、サービス実技の3つに分かれており、これらを通過した後に最終的な書類審査が行われ、認定に至るという流れです。