介護福祉士になるには? 仕事内容と試験について知ろう 2ページ目
介護福祉士国家試験は年に1回、財団法人社会福祉振興・試験センターによって実施されています。試験内容は、
1.人間の尊厳と自立、介護の基本
2.人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
3.社会の理解
4.生活支援技術
5.介護過程
6.発達と老化の理解
7.認知症の理解
8.障害の理解
9.こころとからだのしくみ
10.医療的ケア
11.総合問題
この11科目で行われます。2017年(平成29年度)の1月に実施された第29回介護福祉士国家試験は7万6,323人が受験。そのうち5万5,031人が合格しています。合格率は72.1%と国家資格としてはやや高めです。
■試験に合格した後はどんな形で働く? 年収は?
介護福祉士の試験に合格すると資格が与えられ、介護福祉士として働くことができます。取得後は介護福祉施設に就職するのが一般的なケースですが、すでに介護施設で働いている状態で取得した場合は引き続きそこで働くことになります。
気になる介護福祉士の年収ですが、財団法人社会福祉振興・試験センターが行っている「社会福祉士・介護福祉士就労状況調査結果」によると、男性は328万円、女性は240万円、男女平均で260万円という結果になっています。
今回は介護福祉士になるにはどうすればいいかをご紹介しました。今後さらに高齢化社会が進んでいくことを考えると、社会的にも需要が高く、やりがいのある職業と言えるでしょう。将来介護福祉士を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。
■引用元
財団法人社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験」
⇒http://www.sssc.or.jp/kaigo/index.html
財団法人社会福祉振興・試験センター「社会福祉士・介護福祉士就労状況調査結果」
⇒http://www.sssc.or.jp/touroku/results/pdf/h27/results_sk_h27.pdf
(中田ボンベ@dcp)