学芸員になるには? 必要な資格や単位について知ろう 2ページ目

編集部:いとり

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●試験認定の受験資格

1. 学士の学位を有する者
2.大学に2年以上在学して62単位以上を修得した者で2年以上学芸員補の職にあった者
3.教育職員免許法第二条第一項に規定する教育職員の普通免許状を有し、2年以上教育職員の職にあった者
4.4年以上学芸員補の職にあった者
5.その他文部科学大臣が前各号に掲げる者と同等以上の資格を有すると認めた者

●審査認定の受験資格

1.学位規則による修士若しくは博士の学位または専門職学位を有する者であって、2年以上学芸員補の職にあった者
2.大学において博物館に関する科目(生涯学習概論を除く。)に関し2年以上教授、准教授、助教又は講師の職にあった者であって、2年以上学芸員補の職にあった者
3.次のいずれかに該当する者であって、都道府県の教育委員会の推薦する者

イ.学士の学位を有する者であって、4年以上学芸員補の職にあった者
ロ.大学に2年以上在学し、62単位以上を修得した者であつて、6年以上学芸員補の職にあった者
ハ.学校教育法第九十条第一項の規定により大学に入学することのできる者であって、8年以上学芸員補の職にあった者
ニ.その他11年以上学芸員補の職にあった者

4.その他文部科学大臣が前各号に掲げる者と同等以上の資格を有すると認めた者

この学芸員資格認定に合格すると、合格証書が授与され先ほどの学芸員になる条件のうち3を満たすことができるのです。

■学芸員として働くにはどうすればいい?

学芸員の資格を得たとしても、博物館に任用されないと働けません。では博物館に任用されるにはどうすればいいのかですが、学芸員を募集している博物館を探し、そこに応募するというのが一つの方法です。他にも、学芸員補として働いた博物館に、そのまま学芸員として採用されるというケースや、職業案定所で学芸員の募集がされている場合もまれにあるようです。

また、募集があったとしても、学芸員は人気が高いため競争率も高く、必ずなれるとは限りません。学芸員としての実務経験○年以上という採用条件や、任用される際に試験を受けるケースもあります。実は学芸員は資格所持者が非常に多く、なかなか博物館で働くことが難しいのが現状です。学芸員の資格だけでは難しいと、学芸員の資格取得後に、また別の資格を取得したり、公務員になるといったケースもあるとのこと。

正社員として学芸員に任用された場合、最初は学芸員からスタートし、経験によって主任や部長へと昇進。ゆくゆくは博物館長……というのが学芸員の一般的な昇進フロー。先ほども紹介したように、任用されること自体が難しいお仕事です。ストレートに目指すよりも、公務員試験に合格して市職員となり、市営の博物館への配属を目指すなど、違ったアプローチをしてみるのもいいかもしれません。

記事引用元:文部科学省「学芸員について」
⇒http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/main14_a1.htm

(中田ボンベ@dcp)

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