スニーカーを売って3500万円?! コレクションが大金に化けた一例
北京に住む30才の男性が、スニーカーのコレクションを質に入れて新居を購入しました。183万元(約3500万円)相当のエア・ジョーダン283足は、婚約者から邪魔だから捨ててしまうようにと言われていたそう。10代の頃にナイキのスニーカーと恋に落ちた彼は、最初の一足目に出会ってすぐ、この投資は価値のあるものだということに気づきました。なかでも貴重なのは、1993年シカゴ・ブルズが3連覇を果たしたときのサイン入りの一足です。
結婚にあたって新居を購入するため、彼はこのコレクションを全て質に入れ、約1800万円のローンを組むことにしました。彼は次のように語っています。
「靴を売ってマンションを買う計画を彼女に話したら、買い手を見つけられると思うなんて狂ってると言われました。彼女は部屋で山積みになっていた靴を捨てるようずっと言っていたのですが、現金を持ってきたときは言葉もありませんでした。」
「新居の代金も払ったし、今度は質屋からコレクションを買い戻すお金を手に入れたいと思っています。」彼のコレクションは北京の質屋に渡りましたが、すでに彼はスタッフに「戻ってくるから保管しておいて」と話しているそう。
日本でもカルト的人気のあったエア・ジョーダンは、1985年にナイキとマイケル・ジョーダンが契約を結んで販売を始めたシリーズです。当時は試合でカラフルなシューズを履くことが禁止されていましたが、マーケティングのためにジョーダンはこの靴を履き続け、そのたびに罰金5000ドルをナイキが払っていたという逸話が残っています。
スニーカーのコレクションでマンションを買えるとは、興味のない人からすると理解できないような趣味でも大当たりすることがあるんですね。
参考:Nike fan buys his first flat by pawning collection of 283 pairs of Air Jordan trainers