【短期留学の準備】必要な持ち物をチェックしよう! このアイテムは本当に要る?の疑問も解決
大学生のみなさんの中には、長期で留学は難しいけど、短期留学ならできると考えている人もいるでしょう。
短期留学は長期留学と異なり、手軽に留学をしたい人なら短期留学を選ぶことが多いと言えます。
そこで今回は、短期留学に欠かせない持ち物の準備について、マストアイテムをリストでご紹介します。
短期留学だからこそ持参に迷ってしまいがちな持ち物についてもQ&A方式で解説していますので、荷造りに迷っている人や短期留学の持ち物が気になる人はぜひ参考にしてみてください!
短期留学の準備で注意点はある?
短期留学は数週間から3か月程度の留学のことを指すのが一般的です。
長期留学と異なり、短期留学時は特に
・滞在予定先のビザの発行ルール
・パスポートの残存期限
・復路の飛行機の利用日程
についてきちんと把握することで、安心して短期留学に望めるでしょう。
滞在予定先のビザの発行ルールとパスポートの残存期限はマスト!
留学の準備の中でも最重要事項です。
日本人が滞在できる諸外国の多くはビザなし滞在が許可されるのは、国によりますが欧米を中心に「あらゆる入国日より180日(=6か月)の期間内で最大90日(=3か月)まで」とされているケースが多く見られます。
ここで言う「あらゆる入国日」というのは、入国予定日から起算して6か月以内に行われたビザなしでの過去の滞在についても該当するんです!
中には、「滞在日数+パスポート残存期限6か月以上」などのように各国独自のルールが敷かれています。
過去に滞在予定先に旅行経験がある場合や、パスポートを発行してから時間が経っているという場合は、特に忘れずにチェックしましょう。
復路の飛行機の利用日程
短期留学の場合、航空会社によっては復路の飛行機の予約もおこなうことがあるかもしれません。
帰国日および飛行機に乗る時間も事前に決めなければならない可能性があるため、ある程度の帰国予定も同時に立てておくべきでしょう。
オープンチケットを購入する場合は現地到着後に帰国便の予約を別途行う場合があるため、自身の利用予定の航空券のルールを確認すると安心です。
短期留学のマストアイテムをリストで再チェック!
短期留学のマストアイテムは長期留学とほぼ同じです。
これらのアイテムはスーツケースに入れるよりは手荷物に入れることが多い重要アイテムであるため、以下のリストを持ち物チェックリストとして役立ててください。
パスポート | 留学期間を問わずマストアイテムです! すでに持っている場合はパスポートの残存期限を確認し、これから新しく発行する際は余裕をもって発行してもらいましょう。 |
航空券 | 期間を問わず必要です! 万が一に備えて紙でも印刷しておくと安心です。 |
受け入れ先学校の許可証など書類関係 | 短期留学だとしても入学許可証などの書類は必要です。 |
現地通貨の現金 | 滞在期間や場所に応じて現金を所持しておきましょう。 10~30万円が目安のようです。 |
クレジットカード、デビットカード | 現金だけでなく、クレジットカードやデビットカードなどお金の引き下ろす手段や方法を何種類か準備しておくと便利です。 VISAやMastarcardだと世界共通で利用できるため慌てることはありません。 |
常備薬 | 海外の薬は日本人にとっては分量が多い場合があります。 頭痛薬や総合風邪薬・胃薬など普段から飲んでいるものを適量持参すると安心です。 |
充電用プラグアダプタと変電圧機 | 日本のプラグタイプはA、アメリカもAですが、ヨーロッパはBやCなので最低2つはあると便利です。 また、小型の変電圧機も併用することで問題なく日本の電子機器を利用できるでしょう。 |
スマホなど電子機器 | 海外は無料Wi-Fiがカンタンに利用できます。 スマホを契約した状態で飛行機モード+Wi-Fiであれば、短期留学もしのげるでしょう。 また、パソコンやタブレットがあれば課題提出もスムーズです。 |
短期留学であったほうが良いもの
普段使い慣れている筆記用具は持参しておくと良いでしょう。
具体的には、ノート(ルーズリーフ)や辞書・筆記用具が挙げられます。
日本ではノートに鉛筆書きが一般的ですが、例えばアメリカやヨーロッパではボールペンで授業を受ける学生が大半です。
また、付箋紙や修正ペンは海外ではめったに見ませんので、使い慣れている筆記用具でないと勉強が捗らない場合は持参するようにしましょう。
短期留学でこれは持って行くべき?疑問を解決
長期留学とは違い、短期留学の場合は生活が海外主体になる前に帰国することになります。
したがって、消耗品系の持ち物を現地調達することで荷物を少なくできる場合があるんです!
その分帰国時にお土産などを詰め込んでフライトできます。
化粧水、シャンプー、歯ブラシなどはどうしてる?
ケア用品は現地でも購入可能ですが、最初の1週間くらいは生活も安定しないため、旅行用の小さいものや小分けにして必要な分だけを持参することをおすすめします。
特にヨーロッパは水が硬水のため、髪がパサパサになりがちです。
さらに、シャンプーは日本のものだと泡立ちづらいため、短期留学の場合も現地で調達すると良いでしょう。
ちなみに歯ブラシは、欧米に行けば行くほど小さいヘッドのものがなかなか売っていません。
歯茎を傷つけてしまう恐れもあるため、欧米への短期留学の場合でも歯ブラシは自分に合ったものを日本から持参した方が良いかもしれません。
女子必見!生理用品はどうしたらいい?
特に女性の場合は生理用品を持参するか迷ってしまいますよね。
生理用品も現地で問題なく購入できますが、フワフワなナプキンでないと安心して過ごせないという場合は日本製を持って行くと良いでしょう。
短期留学でも1か月以上の滞在となると、生理用品がかえってスーツケースの中でかさばることを考慮しなければなりません。
そうなると、1か月以上3か月までの短期留学場合、生理用品は現地調達にすることを検討すべき持ち物になると言えます。
短期留学の場合、洋服はどのくらいがベスト?
短期留学の場合は留学先の季節や気温を確認し、着回し前提で無理なく洋服を持参しましょう。
ファッション誌にあるような1か月の着回し特集を参考にすることをおすすめします。
男女供に下着は現地サイズが合わないことが多いので、必要に応じた枚数を持参してください。
また、アイロンが必要な服は日本において行ったほうが良いでしょう。
アイロンを購入しなければならなかったり、アイロンがあったとしても途中でケアが面倒になって着なくなることが多いです。
日本食はあったほうがいい?
たいていの国には日本食レストランがあり、スーパーには日本食材が売っていますので、無理に持参する必要はありません。
しかし、日本と比べて割高と言う点を知っておく必要があります。
短期留学の場合は長期留学と比較して帰国日もすぐです。
1か月以上の短期留学の場合は、小さいパックに入った即席タイプの日本食を持参すると安心です。
1か月以下でも、場合によっては現地の食材で食あたりを起こしかねませんので、2~3食分を目安に忍ばせておくことをおすすめします。
ちなみに、お菓子の大容量パックを持参すると現地の人と仲良くなるきっかけになりますよ!
正直、傘っている?
あっても良いですし、なくても良いでしょう。
アジア方面への短期留学の場合はあると大変便利ですが、ヨーロッパやアメリカ方面となると傘をさす人のほうがむしろ少ないほど!
ただし、雨の中でも平気で外に出かける傾向があるヨーロッパの場合は、傘の代わりに100均で手に入る雨ガッパやアウトドアショップで売っているような防水の上下を持って行くと安心です。
手荷物に折りたたみ傘を入れる際は要注意!
荷物検査時に傘を広げる手間があります。
どうやら、傘の中に危険物を忍ばせていないか入念にチェックするようです。
フライト時の手間を考慮すると、短期留学の場合は傘は置いていっても問題ないと言えます。
海外のマスク事情ってどうなの?日本から持って行ったほうがいい?
一般的に欧米では病院など特殊な仕事の人しか使わないアイテムですが、コロナウイルス感染拡大の影響によりマスクを着用しないといけない場面が多くなりました。
日本からマスクを持参する際は、100均のマスクや布マスクではなく、医療用マスクにすることをおすすめします。
飛行機の中も医療用マスクの着用を求められる場合もあるでしょう。
また、海外では医療用マスクでないとお店に入れないことが一般的になりました。
なお、医療用マスクは現地でも簡単に手に入るため、1~2枚の持参で良いでしょう。
まとめ
短期留学の持ち物は長期留学とほぼ変わりませんが、滞在期間によっては消耗品関連の持参数量を調整していく必要があると言えます。
まずはマストアイテムを確認し、スーツケースの重量をチェックした後に優先したい持ち物を入れていきましょう。
洋服は現地の気温を考慮したファッションを1か月着回しできるようにし、ケア用品は旅行用の少量ボトルや小分けにして持参する方法をおすすめします。
1か月以上の滞在の場合は、日本から持参したケア商品よりも現地調達のほうが荷物を減らせるため、状況に応じて対応しましょう。
執筆者:浦辺あずみ(ナレッジ・リンクス)