日本とどう違う? アメリカの「就活」事情 2ページ目
日本の就活について「学歴偏重」なんていわれることがありますが、実力主義なアメリカではその傾向はさらに強いといわれます。日本のような「履歴書に大学名を書かない」といったことはありません。大学・専攻科目・成績は重要視されるのです。
そのため、アメリカでも特に優秀とされるアイビー・リーグの大学を卒業した人は就職に非常に有利です。成績に関してもGPA(Grade Point Average)の得点が重視されます。最近、日本でもGPAを重視する動きが出ていますが、アメリカの場合これが徹底されていて、大企業の場合「GPA3.0以上」「GPA3.5以上」といった条件が明示されていることも普通で、それに達していない人は応募することもできません。
また、アメリカの就職活動では「推薦状」(reference)を持っていることが重要です。推薦状は、例えば担当科目の教授など社会的信用のある人に書いてもらうのですが、採用担当者から推薦状の提出を求められることが一般的となっています。推薦状がないと就職できないということもありますし、推薦状は転職の際にも必要になるのです。
他にもアメリカの就活は基本オンラインで行うという特徴があります。国土の広いアメリカを東奔西走していたら交通費がいくらあっても足りませんからね。履歴書や推薦状などはメールで送るなどし、また面接も電話やSkypeで行うのが基本です。
アメリカの就活は日本と比べるとずいぶん違っています。新卒者の一斉雇用がなく、即戦力募集、また国土の広いアメリカならではの就活事情ではないでしょうか。
<参考>
『Looksharp』
https://www.looksharp.com/
『WayUp』
https://www.wayup.com/
『LinkedIn』
https://www.linkedin.com/
(高橋モータース@dcp)