小・中学生とは思えない大作揃い! 表彰される「自由研究」ってどんな内容? 2ページ目

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■「自然観察」の自由研究

「自然科学観察コンクール」は、1960年(昭和35年)から続いている全国の小・中学生を対象とした理科自由研究コンクールです。2015年度に文部科学大臣賞を受賞した自由研究は以下のようなものでした。

●「カマキリの食べ物の研究」

⇒文部科学大臣賞・小学校の部

東京都・杉並区立杉並第十小学校3年生・渡辺弐子さんの自由研究です。公園で見つけたカマキリを家へ持ち帰ります。そのカマキリに、イカの刺し身やゆで卵の黄身など、さまざまなものを与えてみました。また、そのカマキリが産卵したので、卵を孵化(ふか)させ育てるのです。『ファーブル昆虫記』で、かのファーブルも生まれてすぐのカマキリにいろいろエサを与えるのですが、結局全滅させてしまいます。渡辺さんは試行錯誤しながらついに成虫にまで大事に育て上げるという快挙を成し遂げます。

●「スギナの研究 つくしの生える条件」

⇒文部科学大臣賞・中学校の部

岐阜県・岐阜大学教育学部附属中学校2年生・杉江実咲さんの自由研究です。杉江さんの家の庭にはさまざまな植物が生い茂っています。中でも「スギナ」は最強と目されるほど強い繁殖力を持っています。しかし、スギナが生い茂っているのにつくしが出ない場所、年によって出る場所にばらつきがあったりするのです。3年にわたって、各場所に生えるつくしの本数、土地のpH値などを計測し、つくしの生育について考察を行っています。

⇒データ出典:『自然科学観察コンクール』の「第56回自然科学観察コンクール」
https://www.shizecon.net/award/

賞に輝いた直近の自由研究の中から、ほんの一部を紹介しましたがいかがだったでしょうか? どの研究も知的な好奇心を刺激される内容であることがお分かりいただけるでしょう。自分が好奇心を持つものをテーマにして、それを科学的に突き詰めれば面白い自由研究になるのですね。あなたは、これまで夏休みの自由研究ではどんな作品を仕上げましたか?

(高橋モータース@dcp)

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