【名作&傑作】絶対泣けるおすすめ感動映画15選 3ページ目
●『グリーンマイル』
ポール・エッジコム(トム・ハンクス)は、刑務所で死刑囚監房の看守として働いています。ある日、双子の少女を強姦殺害したという大男ジョン・コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)が送られてきます。コーフィはその犯罪歴とは似合わない繊細で純粋な心の持ち主でした。コーフィはまた不思議な力の持ち主で、人に触れると悪いものを吸い出し、治癒できるのです。そこへウォートン(サム・ロックウェル)という極悪犯が収監されます。そこで、コーフィが起こした事件の真相が明らかになるのですが……というストーリーです。
「グリーンマイル」とは、死刑囚が死刑執行場所へと行く際に歩くグリーンに塗られた通路のこと。この映画は「人間の心にある善きもの」について深く問い掛けてくる映画です。号泣してしまう人が多いことでも知られています。
公開年:1999年(アメリカ)/2000年(日本)
監督:フランク・ダラボン
主な出演者:トム・ハンクス/デヴィッド・モース/バリー・ペッパー/ジェフリー・デマン/ダグ・ハッチソン/ジェームズ・クロムウェル/マイケル・クラーク・ダンカン/サム・ロックウェル/マイケル・ジェッター/ボニー・ハント/パトリシア・クラークソン/グラハム・グリーン/ハリー・ディーン・スタントン/ウィリアム・サドラー/ダブス・グリア
●『シザーハンズ』
「どうして雪が降るの?」と聞く孫娘に祖母が話をするところから始まります。窓から見える山の屋敷に発明家(ヴィンセント・プライス)がいて、両手がはさみになっている人間・エドワード(ジョニー・デップ)を造りました。ペグ・ボックス(ダイアン・ウィースト)は、化粧品の訪問販売でその発明家の屋敷を訪れ、気に入ったのでエドワードを自分の家に連れ帰ります。ボックス一家は、ペグの夫(アラン・アーキン)、娘で高校生のキム(ウィノナ・ライダー)、小学生のケヴィン(ロバート・オリヴェリ)の4人です。そこで騒動が起こり……というストーリーです。
両手がはさみになっているため人を抱きしめることのできないという、切なくて悲しい寓話(ぐうわ)です。それでも人は引かれ合い、愛し合うという物語なのです。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』など異形の者を愛するティム・バートン監督らしい作品です。
公開年:1990年(アメリカ)/1991年(日本)
監督:ティム・バートン
主な出演者:ジョニー・デップ/ウィノナ・ライダー/ダイアン・ウィースト/アンソニー・マイケル・ホール/キャシー・ベイカー/アラン・アーキン/ロバート・オリヴェリ/ヴィンセント・プライス/コンチャータ・フェレル
●『フォレスト・ガンプ/一期一会』
フォレスト・ガンプ(トム・ハンクス)は足に矯正具をはめた、少し知能指数の低い少年でした。彼は小学校に通いジェニーという少女に恋心を抱くようになります。ジェニーは父親からDVを受けていましたが、それが発覚。父親は逮捕され、ジェニーは親戚の家に引き取られます。ガンプは高校で俊足を見込まれてアメフト部に入り、大学では全米代表選手となります。その後、軍隊に入隊してベトナムに赴きます。素直なガンプはどこででも周りの人に影響を与えるのでした……というストーリーです。
「現代のおとぎ話」なんていわれる作品ですが、主人公の純粋でいちずな生き方には感動せずにはいられません。「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」というせりふそのままに、人生の不思議、その感動を味わえる映画なのです。
公開年:1994年(アメリカ)/1995年(日本)
監督:ロバート・ゼメキス
主な出演者:トム・ハンクス/サリー・フィールド/ロビン・ライト/ゲイリー・シニーズ/ミケルティ・ウィリアムソン/ハーレイ・ジョエル・オスメント
●『英国王のスピーチ』
イギリス王となったジョージ6世(コリン・ファース)は吃音(きつおん)に悩まされていました。王となった以上、多くの場所でスピーチをしなければなりません。吃音を直すために、ジョージ6世はお忍びで民間の言語療法士(ジェフリー・ラッシュ)の元に通うようになります。そこでジョージ6世は自分の過去と向き合い、また生涯の友情を手に入れるのでした……というストーリーです。
これは実話を基にした映画です。ジョージ6世がなぜ吃音になってしまったのかという原因を探り、また心の傷から自分を解放することで問題をクリアする、この過程が素晴らしいのです。最後のジョージ6世のスピーチでは思わず泣いてしまうことでしょう。
公開年:2010年(アメリカ)/2011年(日本)
監督:トム・フーパー
主な出演者:コリン・ファース/ジェフリー・ラッシュ/ヘレナ・ボナム=カーター/ガイ・ピアース/ティモシー・スポール/デレク・ジャコビ/ジェニファー・イーリー/マイケル・ガンボン