失礼のないコミュニケーションを行うために
社会人25年生になろうとしている私が思うに、仕事を行なうときに、もっとも大切なこと。それは、上司や先輩、取引先やお客様など、周囲の人たちとのマナーあるコミュニケーション、すなわち マナコミ(失礼のないコミュニケーション)ができるかどうか。これで、仕事を楽しいと思えるかどうか、職場が貴方にとって有意義な場所となるか否かが決定づけられます。
そこで具体的に必須な項目は、次のとおりです。
1.報告 2.連絡 3.相談 4.確認 です。
いわゆる「報連相(ほうれんそう)」と言われているものですね。報連相(ほうれんそう)とは、報告・連絡・相談のこと。仕事を円滑に行う上で重要なポイントですが、ここに「確認」をプラスすることで、社会人としてさらに一歩リードできますよ。
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実は社会人の中には、新人の頃に報連相ができず、上司から注意されたという経験がある先輩たちもいます。そんな先輩たちの経験を反面教師にして、しっかりと今のうちから「報連相」のポイントを抑えておきましょう。
・しかられるのが怖くてミスを隠してしまい、おおごとになってから発覚。なぜあのときに報告しなかったのかと大目玉を食らった(女性/28歳/機械・精密機器)
・FAX番号を間違えて送ってしまい、その後、上司に報告しなかったときに、「ミスは誰にでもあるから仕方のないことだけど、上司に報告しないのはダメ。隠さずにちゃんと報告するように。報連相は守ってください」と言われた(女性/28歳/医薬品・化粧品)
・報連相のうち、相談だけして報告を怠っていたら、「あの件は結局どうだった? ちゃんと相談したら報告するまでが報連相だぞ」と言われて、今でもよく覚えているし、後輩にもそうやって指導している(女性/28歳/商社・卸)
調査期間:2015/3月(フレッシャーズ調べ)
調査対象:社会人男女
有効回答件数:329件
報連相の「報告」のポイント
ここでは、まず報連相のなかでも「報告」について解説します。報告とは何でしょうか? 報告とは、上司などから指示されたことに対して、その経過や結果などを伝えることです。辞書には次のように記載されています。
上司や先輩たちとの信頼関係を築くには、この報告は報連相のなかで一番大切といっても過言ではありません。上司から言われたこと、頼まれたことに対して報告をしない態度は、上司のことを軽視していると思われても仕方がありません。軽視されていると思う上司の立場に立ってみましょう。その相手に対してプラスの感情を抱くでしょうか?
人間完ぺきな人はいません。上司や先輩であっても欠点があるかもしれません。だからといって、目上の人に対して敬意を払わない言動はタブーです。また、会社、組織という場所は自分と同じ考え方の人がいなくても、そこで一緒に力を合わせてがんばっていくのが仕事をするということ、すなわち社会人の姿です。
特に若いときは、不本意だと思うことでも我慢して前向きにがんばった分、30代、40代でどんどん花開いていきます。20代はその後のあなたの人生に大きな影響を与える年代です。この年代のときに自分が何を考え、何を勉強し、どう生きていこうと思うのかはとても大切なことです。
仕事において、上司や先輩、周囲に対して自分本位、自分中心の言動はマナー違反です。常に相手の気持ちを思いやる心を持っていれば、報告をしないという行為はないはずです。
また、報告をしなかったことに対して、上司から注意を受けたり叱られた際には、素直に「申し訳ございませんでした」とお詫びをして、「今後は二度とこのようなことがないようにします」と約束をするくらいの責任ある言動を行いましょう。
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