会社が好きでも転職したい? 20代の約半数に転職意向、定着のカギは

2026/11/05

社会人ライフ

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働いていると「この会社でこのまま働いていくのかな?」と、ふと考える瞬間があるかもしれません。仕事や職場に大きな不満がなくても、SNSや転職サイトでほかの会社をチェックしている人もいるでしょう。

実際、20代では会社へのエンゲージメントが高い人でも、3人に1人が転職を検討していることがわかりました。企業広報戦略研究所(電通PRコンサルティング内)が実施した「インターナル・ブランディング調査2026」(5月15日~21日インターネット調査で実施/全国の20~69歳、従業員300人以上の株式会社勤務者2,000人対象)の結果を見てみましょう。

20代の46.5%に転職意向

調査は、従業員300人以上の株式会社に勤める20~60代のビジネスパーソン2,000人を対象に実施。このうち20代1,000人について、会社へのエンゲージメントや働き続けたい気持ちなどを詳しく分析しています。

20代に現在の会社での勤務意向を聞いたところ、「できるだけ早く転職したい」が13.3%、「いずれは転職したい」が33.2%となり、合計46.5%が転職意向を持っていることがわかりました。

つまり、20代のおよそ2人に1人が、時期の違いはあっても転職を視野に入れていることになります。

「会社が好き」でも3人に1人が転職を検討

興味深いのが、会社へのエンゲージメントが高い人の結果です。

今回の調査では「信頼」「愛着」「誇り」「貢献」の4項目すべてについて「とてもそう思う」「まあそう思う」と回答した人を「高エンゲージメント層」としています。20代では39.6%がこれに該当しました。

ところが、この高エンゲージメント層でも、「できるだけ早く転職したい」が8.3%、「いずれは転職したい」が25.3%。合わせて33.6%、約3人に1人が転職を検討していました。

会社に愛着があるからといって、「ずっとこの会社で働きたい」とは限らないようです。

長く働きたいと思えるカギは「やれてる感」

では、20代が「この会社で働き続けたい」と感じるのは、どんなときなのでしょうか。

調査では、現在の働き方に関する5項目と継続勤務意向との関係を分析。その結果、最も強い正の関連がみられたのは、「この会社で自身の強み・能力を十分に発揮できている」という項目でした。

調査では、この自分の強みや能力を生かせている感覚を「やれてる感」と表現しています。

新社会人の場合、入社直後から大きな成果を出すのは難しいもの。ただ、「昨日までできなかった仕事ができるようになった」「先輩から仕事を任せてもらえた」「自分の得意なことが仕事で役立った」といった小さな実感も、自分なりの“やれてる感”につながるかもしれません。

「自社らしさ」を感じられることもポイント

もう一つ注目したいのが、会社の文化です。

調査では、自社の企業文化について「温かい」「挑戦的」「規律を大切にする」など、何らかの特徴を認識している人のうち、「強みを発揮できている」と答えた割合は63.0~67.8%**でした。

一方、自社の企業文化について「特にない/わからない」とした人では、「強みを発揮できている」割合が**33.3%にとどまっています。

また、企業文化を認識している人で「今後も自社で働き続けたい」と答えた割合は62.3~67.1%だったのに対し、「特にない/わからない」と回答した人では42.3%でした。

どんな企業文化であるか以上に、「自分の会社はこんな会社」と実感できることがポイントになっているようです。

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