マネージメントはしたくない!? 20代正社員の過半数が思う「仕事での10年後の理想の姿」とは? #Z世代pickフレッシャーズ

2025/04/14

社会人ライフ

こんにちは!リリースピッカーの杏奈です。10年後のキャリア観について、どう考えていますか?今回は先のキャリアに関するお話です!

企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開する株式会社ジェイックは、自社の就職支援サービスを利用して正社員就職した20歳~29歳の方を対象に実施した「10年後のキャリア観(仕事における理想の姿)」に関するアンケート調査の結果を発表した。(回答者136名、調査日2024年10月2日~2025年1月8日)

仕事における10年後の理想の姿

過半数が、「仕事の専門性を磨いて、その部門で活躍したい」と回答                                
「仕事における10年後の理想の姿について、当てはまるものをひとつ選択してください」と質問したところ、「仕事の専門性を磨いて、その部門で活躍したい」が56.6%、「部下をもち、チームマネジメントや育成にたずさわりたい」が20.6%、「その他」が12.5%、「フリーランスになって、働く場所や時間にとらわれず働きたい」が5.9%、「社長や役員になり、会社の舵取りをしたい」が2.9%、「本業だけでなく、副業も取り入れながら働きたい」が1.5%となった。 

20代正社員に「10年後のキャリア観(仕事における理想の姿)」を調査/ジェイック

■仕事における10年後の理想の姿についての回答理由(自由記述・一部抜粋)

上記質問の回答理由は、以下の通りとなった。

▼「仕事の専門性を磨いて、その部門で活躍したい」と回答した人

・自分にしかできない仕事をしたいと思うから

・専門性を磨き会社に貢献したいから

・まずは自分の仕事を完璧にして、役割をしっかり果たしたいから

・代わりが効かない人材になり、会社や社会に必要とされたいから

・手に職をつけて、将来の不安をなくしたいから

・専門性を磨けば、いざというときに選択肢が広がると思うから

・自分の性格に合っていると思う今の仕事で、会社の役に立ちたいから

・現在の仕事が気に入っているので、この分野での業務により深く関わっていきたいと思うから

・今10年目の先輩方がこのように活躍しているから

▼「部下をもち、チームマネジメントや育成にたずさわりたい」と回答した人

・自分が吸収したものを後輩たちに伝えて、会社も自分もより成長していきたいから

・自分がしてもらったことを、未来の後輩にできるようになりたいから

・上司のようになりたいから

・先輩方のようになりたいと思うから

・今より任される仕事を増やし、責任のある立場となりたいから

・誰かを引っ張っていける人材になりたいから

・下の世代の人にも活躍してほしいから

▼「その他」と回答した人の声

・将来像がまだ見えていないから

・未来のことは何が起こるかわからないから、今は出来ることが少しでも増やしていけたらいいと思う

・どちらかというと家庭と仕事の両立がしたいので、そこまで仕事をバリバリにしたいわけではないから

・現在は残業時間が長く、仕事を一通り出来るようになりプライベートの時間を確保したいから

▼「フリーランスになって、働く場所や時間にとらわれず働きたい」と回答した人

・自由に働きたいから

・自分の理想の働き方だから

・フリーランスを本業として、自由に自立して生きていきたいから

・磨いたスキルを元に、会社に所属する以外の選択肢を持ちたいから

・家庭を持った際に臨機応変に対応したいから

▼「社長や役員になり、会社の舵取りをしたい」と回答した人の声

・稼ぎたいから

・仕事をやるなら上を目指して頑張りたい

・もっと色んなことをこなせるようになり、指揮を取りたいから

・自分が中心となって売り上げを伸ばしたいから

▼「本業だけでなく、副業も取り入れながら働きたい」と回答した人の声

・今とは違う職にも興味があるから

・自分の力で稼いでみたいから

■実現に向けた行動状況:行動している49.3%、行動していない50.7%

「仕事における10年後の理想の姿を実現させるための行動は起こせていますか」と質問したところ、「はい/行動している」が49.3%、「いいえ/行動していない」が50.7%となり、実現に向けた行動の有無はほぼ同数という結果となった。

20代正社員に「10年後のキャリア観(仕事における理想の姿)」を調査/ジェイック

■仕事における10年後の理想の姿を実現させるための行動(自由記述・一部抜粋)

「はい/実現させるための行動をしている」と回答した方へ、「どんな行動をしているか教えてください」と質問したところ、以下の回答が寄せられた。

・資格取得のために勉強している

・知識習得に必要な本を読んでいる

・必要な本を読み、実践している

・勉強会に参加している

・上司がどんな時にどんな行動をしているのか観察している

・疑問に思ったことを上司に質問し、できることを増やしている

・アイデアを考えたら、レビューやミーティングで上司に相談している

・日々自分の理想のビジョンを考えながら過ごしている

・目標から逆算し、毎日2時間作業時間を確保している

・独立した人と会い、話を聞いている

■実現させるための行動を起こしていない理由(自由記述・一部抜粋)

「いいえ/実現させるための行動をしていない」と回答した人へ、「理由を教えてください」と質問したところ、以下の回答が寄せられた。

・具体的にどんなことをしたらいいのかわからないから

・ぼんやりとしか想像ができず、具体的なアクションがわからないから

・仕事の全容を把握した後に始めることができると思うから

・まず日々の業務をこなして一人前と呼んでもらえるようになりたいから

・まだ知識と経験を積む段階にあり、スタートラインにも立てていないと感じるから

・現状の業務で手いっぱいで、余裕がないから

・目の前のことに集中していて、10年後の理想の姿まで想像して行動を起こせていないから

今回の調査結果について、当社執行役員の東宮は、次のように述べている。

「昨今、人的資本経営やキャリア自律に関する意識の高まりを受け、企業が従業員一人ひとりのキャリア形成を支援する重要性が増している。このような中、今回20代正社員に行った『10年後のキャリア観(仕事における理想の姿)』調査では、『仕事の専門性を磨いて、その部門で活躍したい』と回答した方が全体の過半数を占める結果となり、将来のために専門性を高めることに強い意欲を持っていることがわかった。

一方で、約半数が『理想の姿を実現するために行動していない』と回答しており、その理由として、『具体的に何をしたら良いかわからない』『目の前の業務に追われている』といった声が多く挙がった。従業員一人ひとりが、今の業務と理想の将来の姿のつながりを意識して業務を行えると、組織に対するエンゲージメントやモチベーションはぐっと向上します。企業側は、定期的な1on1やキャリア形成に関する人事施策を通じて、個々のキャリアアップに向けたアクションプランの作成・実行支援を早期から実施することが大切という。

調査では、『部下をもち、チームマネジメントや育成にたずさわりたい』と回答した人も多く、自身の経験を後輩や部下に還元することで組織の成長に貢献したいと考えていることもわかった。このような社員に対しては、早期にチームリーダー等に抜擢し部下を持つ機会や、リーダーシップやマネジメントをトレーニングする研修を提供することで、責任感や成長実感を得られる環境を整えることも有効という。

株式会社ジェイック執行役員 兼 株式会社Kakedas取締役 東宮 美樹

ハウス食品株式会社で営業職を経験、人材紹介会社で求職者(3000人)のカウンセラーを経験した後、2006年ジェイックに入社し、「研修講師」としてのキャリアをスタート。2014年には前例のない快挙となる、講師として「リピート率100%」を3年連続で達成。組織開発相談など支援実績多数。定着・活躍推進、キャリア自律、イクボス、女性活躍推進などを中心に活躍中。グループ会社、株式会社Kakedasの取締役を兼任。

【調査概要】

調査名称:「10年後のキャリア観(仕事における理想の姿)」に関するアンケート調査
調査対象:当社の就職支援サービスを利用して就職・入社した20~29歳の方
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2024年10月2日~2025年1月8日
回答者数:136名

「夢が動き出すのは〇〇に出会ったとき」夢や目標を叶えるためのイメージマップづくりとは? #Z世代pickフレッシャーズ

編集/杏奈(ガクラボメンバー)

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