内定承諾書を提出した後も就活を続けていい?|就活続行のマナーと注意点

更新:2021/05/28

内定・内定辞退


内定承諾書を提出しなければならないけれど、出してしまったらもう就活は続けられないの? 第一志望ではない企業からの内定なら、こんな疑問を持つ就活生は多いのではないでしょうか。ここでは、内定を承諾した後の就活続行の是非と、続ける場合のマナーと注意点について説明します。

内定承諾書を提出したけど、まだ就活を続けたい!

内定承諾書の提出期限は企業によってさまざまです。期限が内定通知からある程度長い期間とられていれば、他社の選考結果を待ってから提出することもできますが、期限は5日以内という企業も少なくありません。

この場合、内定を承諾するか、あるいは辞退し就活を続けるかの判断をあまり時間のない中で迫られることになります。また、大学3年生の就活早期に内定を獲得し、すでに内定承諾書を提出してしまっている学生もいるでしょう。

内定承諾書を提出したら、就活は続けられないのか、就活生が悩むケースは意外に多いのです。なぜか? 内定を得た企業が第一志望ではないからですね。本当にこの会社でいいのか、納得できる会社に内定するまで就活を続けたいという気持ちは至極当然なことです。

内定承諾書を提出した後でも辞退は可能

内定承諾書を提出した後でも内定を辞退することは可能です。入社開始日(通常は4月1日)より2週間以前に内定を辞退すれば、法的には問題ありません。

最終面接で企業側から「もし内定を出したら、当社に入社を決めてくれますか?」という質問をされて、学生側は「第一志望なので、御社から内定をいただいたら、就職活動を終わりにします」と答えたとします。これはよくあるケースで、後になって辞退してよいものかどうか悩む学生も多いでしょう。しかし、面接でそんな約束を交わしても、生真面目に考える必要はありません。企業側もある程度、辞退者が出ることは想定内です。

ただし、教授から推薦を受けている、あるいはOB・OGから特別なサポートがあった場合などは事情が違ってきます。内定先企業と教授・大学、働いているOB・OGの関係に悪影響が及びます。通常、教授の紹介や推薦を受けている場合、内定辞退はできないと考えてください。どうしても辞退を避けられない事情ができた場合は、まず必ず教授に直接相談するようにしましょう。

内定辞退のマナーと注意点

上に、入社開始日より2週間以前ならば内定辞退は可能だと述べましたが、これはあくまでも法的にということです。内定辞退が入社開始日の間際になればなるほど、道義的に許されるものではありません。企業は多大なコストをかけて採用活動を行っていますので、大きな不利益をもたらすことになります。トラブルにならないためにも、内定を辞退すると決めたら速やかに連絡するようにしてください

また、内定辞退の連絡をする際には、誠意ある謝罪と選考でお世話になった感謝の気持ちを伝えることを忘れないようにしてください。

まとめ

内定承諾書を提出した後でも、内定を辞退し、あるいは内定をキープしながら就活を続けることは可能です。いずれにしても辞退する場合は、なるべく速やかに、内定をもらった感謝の気持ちを持って、丁寧な誠意ある対応を心がけるようにしましょう。

「就職」は人生の大きな選択です。悔いを残さないように自分が納得するまで活動してください。くれぐれもマナーだけは忘れずに。

(マイナビ学生の窓口編集部)

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