スーパーのチラシやCMなどで「リーズナブルな商品」という表現を目にする機会はありませんか? 「リーズナブル」は、おもに「値段」や「価格」について使われることが多いのですが、割安でお得な感じを表現するのにも重宝されています。今回はこの「リーズナブル」の意味や使い方についてご紹介します。
「リーズナブル」は英単語の「reasonable」をカタカナ表記した言葉です。英単語の「reasonable」は、「合理的な」「筋の通った」「正当な」「手ごろな」という意味をあらわしていて、日本語の「リーズナブル」もほぼ同様の意味で使われています。
『広辞苑』では「リーズナブル」を次のように説明しています。
リーズナブル【reasonable】
理にかなっていて納得できるさま。妥当なさま。
「――な値段」
(『広辞苑 第六版』P.2938より引用)
「リーズナブル」は「値段」や「価格」について使われることが多く、その「値段」「価格」が、その人にとって「納得できるものであるか」「適正なものであるか」という意味もあるようです。それでは、いくつか「リーズナブル」を使った例文を挙げてみましょう。
1.リーズナブルな料金で各国の料理を楽しめます。
2.家賃相場がリーズナブルな駅はどこかを調査した。
3.この味でこの価格ならリーズナブルでしょう。
「1」は各国の料理が「納得できる料金」で楽しめるということですね。「2」は「家賃が適正な金額」である駅を調べたということをあらわしています。「3」は支払う金額が、味に対して「納得できるもの」であるという意味ですね。
ここで注意していただきたいのは、「リーズナブル = 安い」ということではないという点です。
例えば、よく目にする「リーズナブルなお値段」というフレーズは、決して「安い」ということだけをあらわしている言葉ではありません。「提供されるサービスや商品に対して、納得のできる、適正な金額」である、という意味も含まれているのです。
これはもとになっている英単語「reasonable」が「合理的な」「筋の通った」という意味を持つことにも関連していると思われます。たとえ「支払金額が高価」であったとしても、それが「合理的だと考えられるお値段」であれば、それはその人にとって「リーズナブルな価格」と言えるのではないでしょうか。ただ「リーズナブル」という言葉を使うと割安でお得な感じも表現することができるので、それが重宝される理由の一つにもなっていると考えられています。
他にも「リーズナブル」と同様の意味を持つ言葉を探してみましょう。例えば「適正」「手ごろ」「妥当」「至当」「相応」「納得できる」は同じような意味で使える言葉だと思われます。
例えば「リーズナブルなお値段で提供します」という言葉は、下記のように言い換えることも出来るのではないでしょうか。
⇒適正なお値段で提供します
⇒手ごろなお値段で提供します
⇒妥当なお値段で提供します
⇒至当なお値段で提供します
⇒相応のお値段で提供します
⇒納得できるお値段で提供します
また「リーズナブルであること」は、「コストパフォーマンスが高い」「コストパフォーマンスがいい」と言いあらわすことも可能です。
なので「有名店ながらリーズナブルな価格で楽しめるレストランだ。」を「有名店ながらコスパがいいレストランだ。」にしても、同じ意味として伝わると思います。
「リーズナブル」は「合理的で納得できる」「適正」という意味の言葉で、主に「価格」や「値段」について表現するときに使われます。ただ「リーズナブルな価格」と表現する際は、「安価」ということだけでなく「提供されるサービスや商品に対して、納得のできる適正な金額」であるという意味も含まれています。実際に使うときは、このあたりにも注意してみると面白いかもしれないですね!
(高橋モータース@dcp)
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