「弊社」「当社」正しい使い分けは?メールなどの書き言葉を例文付きで解説!

2022/04/30

ビジネス用語

「自分の会社」を意味する「弊社」「当社」という言葉がありますが、両者はどのように使い分ければいいのかご存じでしょうか。

今回はビジネスの場でよく使われる「当社」と「弊社」の正しい使い方、使い分けについてご紹介します。

「当社」と「弊社」を使い分けて、他の新社会人よりも頼られる存在になりましょう!

「弊社」と「当社」の違い


営業トークやお客様との会話・メール・FAXなどで自分の会社を表すことは良くありますよね。

その時に使うのが「弊社(へいしゃ)」と「当社(とうしゃ)」ですが、両者は似ているようで実は使いどころが異なる言葉です!

詳しく見てみましょう。

「弊社」は相手にへりくだって使う謙譲語

「弊社」という言葉は、企業・個人を問わず社外の人に対して「自分の会社」をへりくだって言う場合に使われる謙譲語です。

社外の相手に対して「私たちの会社は」という意味で「弊社は」のように使います。

「弊社」とすることにより、相手(社外の人)から見て偉そうに感じさせません。

「当社」は上下関係がなく、対等な位置付けで使う

「当社」とは、相手と上下関係がなく対等であるという場合に使う言葉です。

「当社」を使用するのは、以下のような場合です。

後述しますが、自分の会社のホームページを作成する際にも「当社」が使われる傾向にありますので、覚えておくと便利です。

「弊社」と「当社」は書き言葉?話し言葉?

結論から言うと、「弊社」も「当社」も書き言葉であり、話し言葉としても利用されます。

しかし、後述の通り「弊社」の場合は書き言葉が別途存在するため、この機会に覚えてしましましょう!

「弊社」と「当社」の違いを例文でより把握しよう!

「弊社」と「当社」の違いは、社外に対して自社のことを表現するのか、社内あるいは同業他社との比較や抗議という場面で「当社」を使うかにありました。

この項目では、「弊社」と「当社」の使い方の違いをより分かりやすくするために、例文をご紹介します。

「弊社」を使った例文と注意点

まず、「弊社」を使った例文から見てみましょう。

例文の通り、社外の相手に対して使われている表現であることが明確になったのではないでしょうか。

また、以下のような場面で使うのは間違いなので、注意しましょう。

「弊社」の誤用1:自社内での会話で使う

上司との会話は緊張するものです。

敬語の使い方を間違えないだろうかと、不安になってしまう人もいるでしょう。

そんなときに失敗しがちなのが、自分の会社を「弊社」と言ってしまうことです。

例え相手が自社の社長であっても、自分の会社のことは「当社」と言いましょう。

「弊社」の誤用2:相手の会社のことを「弊社」と言ってしまう

後述しますが、相手の会社の正しい呼び方は「貴社(きしゃ)」または「御社(おんしゃ)」です。

このような間違いをする人はあまりいないかもしれませんが、新人のころなど、緊張してしまう場面ではうっかり間違ってしまうかもしれませんので注意しましょう。

「当社」を使った例文

続いて、「当社」の例文をご紹介します。

多くの場合、社内の人同士で使うのが「当社」です。

しかし、就活などの採用の現場といったへりくだる必要のない社外の場では「当社」が使われます。

ホームページだと「弊社」と「当社」どっちがふさわしい?

最近では、ホームページで自社製品やサービスを認知させることがありますよね。

ホームページの担当者になった場合、使い分けに困っているという方もいるのではないでしょうか。

ホームページの場合、お客さまなどの社外の人に対するメッセージや挨拶文には「弊社」企業理念や業績・実績など自社紹介にまつわる部分は「当社」を使うことが望ましいと言えます。

特に自社紹介の場合は、堂々した態度でいることが重要だからです。

変にへりくだった表現をしてしまうことで、相手から見ると

「本当に自社商品に自信があるのだろうか」

「○○社に任せたら不安」

などのように、ホームページの読者からいらぬ不安や懸念を持たれかねません。

「弊社」の類義語【当社も類語】

「自分の会社」を意味する言葉には「弊社」以外に、今回のテーマである「当社」のほか、「わが社」「小社」「私ども」という言葉があります。

それぞれ、以下のように使います。

「わが社」は「当社」に近い表現

「わが社」という言葉も一般に使われています。

敬語のニュアンスは含まない言葉で「当社」に近いといえます。

「小社」は「弊社」に近い表現

「小社(しょうしゃ)」という表現は、自らのことを「小さい」とする相手にへりくだる謙譲語です。

つまり「弊社」と同じような意味の言葉です。

現在は「小社」よりも一般的に「弊社」が多く使われていますが、会社によっては「小社」とする場合もあるため、覚えておくと役立ちます。

「私ども」はへりくだった表現

「弊社」の代わりに「私ども」という言葉を使う場合もあります。

読み方は「わたしども」と「わたくしども」の2通りあります。

「ども」は立場の低い者(複数形)の意味で、へりくだる度合いがかなり高い表現です。

【注意】「貴社」は相手の会社を表す書き言葉

ビジネスシーンにおいて相手の会社を表す「貴社」という言葉ですが、「弊社」の書き言葉と誤用している方もいるようです。 

 メールや書類などの書き言葉で使われる「貴社」は、相手の会社を文書あるいは文面に記載するための書き言葉です。

「貴社」の話し言葉は「御社」 

一方、商談や電話などの話し言葉で相手の会社を呼称する際は「御社(おんしゃ)」を使います。

ややこしいですよね!

相手の会社について呼称する書き言葉「貴社」には、「記者」「汽車」「帰社」といった同音異義語が複数あります。

「きしゃ」と口頭で聞いた際に、人によって解釈が変わることを防いだり、誤った伝わり方を避けるために、話し言葉では「貴社」ではなく「御社」が使われます。

まとめ

「当社」と「弊社」の使い分けは「相手にへりくだる(偉そうに感じさせない)場面かどうか」で判断しましょう。

他にも同じような意味の言葉がありますが、社外の相手に対して自社のことを呼称する際は一般的に「弊社」と言えば問題ないでしょう。

「当社」と「弊社」だけでなく、頻繁に使う自社を表す表現の違いを理解して、正しい使い方ができるようにしましょう!

▼こちらもチェック! ビジネスメールで使える! 「ご尽力」と「お力添え」の意味の違いと正しい使い方とは?

(マイナビ学生の窓口編集部)

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