会社員になると、配属・異動・転勤・昇給・昇進など、さまざまな状況で会社から「辞令」を受けます。
場合によっては「辞令交付式」という、辞令を交付するための式典が開かれることも。
今回は辞令交付式についてご紹介します。
▼目次
1.辞令交付式とは? 意味と目的
2.辞令交付式の流れ(当日の時系列)
3.辞令交付式の持ち物チェックリスト
4.服装・身だしなみのマナー
5.辞令受け取り時のマナー
7.【NG】辞令交付式でよくある失敗と対策
8.トラブル時の対応(遅刻・体調不良など)
9.まとめ
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入社式の流れ・持ち物まとめ 入社準備はこれでばっちり!
辞令交付式とはどのような式なのでしょうか。概要を説明します。
「辞令交付式」は、従業員に辞令を渡す=「辞令交付」のために開催される式典です。「辞令」とは、入社に始まり配属・異動・転勤・昇給・昇進などといったことがある際に、会社から渡される「命令文書」です。
企業によってはわざわざ式典を開いて辞令交付をせず、上司から言い渡すだけということもあります。中小企業では、書類としての辞令は作らずに口頭で伝えるのみということも少なくないようです。
しかし、会社の規模が大きくなると、関係者が本社に集合して大掛かりなセレモニーを開催する場合もあります。
「辞令」と「内示」「発令」「任命」の違い
辞令と似た言葉に「内示」「発令」「任命」がありますが、それぞれ違いがあります。
・辞令:人事事項の決定通知のこと
・内示:辞令が出る前に対象者やその上司に辞令内容を知らせること
・発令:従業員に命令・辞令などや警報を出すこと
・任命:従業員が特定の役職につく命令を出すこと
辞令交付式が行われる時期は以下のようなパターンが多いです。
公務員の場合も民間企業と同じく勤務初日に辞令交付式を行い、配属部署に到着次第、部署内であいさつという流れが一般的です。大抵の場合は代表に選ばれた新入社員が辞令を受け取ります。

辞令交付式の流れについて紹介します。企業規模やその企業の慣習によって異なりますが、大まかな流れは以下のようになることが多いでしょう。
指定された時間に会場に到着し、受付を済ませます。名前を伝えて席次表や資料を受け取り、指定された席に座ります。
辞令交付式は、おおむね以下のような流れで進行します。
企業によっては社訓の唱和や社歌の斉唱、その他さまざまなプログラムが盛り込まれます。これから働く会社がどのようなものかを知る、良い機会となるでしょう。
一人ずつ名前を呼ばれ、辞令を受け取ります。代表者のみの場合もありますが、個別に受け取る場合は決められた手順に従って行動します。
式典終了後は、配属部署への移動や説明会が続く場合もあります。
辞令交付式には次の物を持っていくと良いでしょう。
<雨天時>
<夏季>
<冬季>
辞令交付式の服装とマナーについて紹介します。
辞令交付式にはこれから一緒に仕事をする先輩や役員も集まっており、新入社員を見ています。学校の入学式は比較的和やかで楽しい雰囲気がありますが、入社式・辞令交付式は業務の一環でもあり、緊張感がある式典ということを忘れないでください。
辞令交付式に参加する際は、ダークスーツを着用するのがマナーです。ダークスーツを持っていなければ、就職活動のときに着ていたリクルートスーツでも構いません。
ダークスーツとは、略式の礼装です。白い無地のワイシャツに、落ち着いた色柄のネクタイを締めましょう。
制服がある会社なら制服での参加が指示されるかもしれません。なにかしらの指示があった場合には、それに従いましょう。
男女とも清潔感が大切です。社会人にふさわしい髪型に整え、ヒゲをきちんと剃り、爪を切りそろえるなど、身だしなみにも気を配る必要があります。
辞令交付式では事前に台本が配られたり、リハーサルを行ったりすることはありません。
名前を呼ばれたら指示がなくても返事をしますが、それ以外の動作については進行役の指示どおりに動きましょう。当然、自分勝手な行動やアドリブはNGです。
辞令交付式では、過度ににこやかというのもあまりふさわしくありません。私語やヘラヘラした態度もNGです。
表情は引き締め、毅然(きぜん)とした態度での参加が求められます。背筋を伸ばし、歩くときもだらだら、のそのそとせず、さっそうと歩きましょう。
辞令交付の際には一人ずつ名前を呼ばれ、辞令を受け取ります。自分の名前が呼ばれたら元気良く返事をし、辞令の読み上げ時は直立不動の姿勢で静聴します。
上司から差し出された辞令を受け取るときは、両手でしっかり受け取りましょう。
ただし、手を上げるときは両手同時ではなく、片手ずつ順番に辞令に手を添えます。辞令を受け取る際の手順は以下のようになります。
この手順も代表者のみの場合は自分で受け取る必要がありませんし、大抵の場合は先輩方が例を示してくれますのでよく見ておきましょう。
言葉使いは簡潔かつ元気よくがポイントです。名前を呼ばれたら元気良く「はい」と返事をし、必要に応じて「ありがとうございます」と一言返しましょう。声の大きさは会場に響く程度が適切です。

辞令交付式では、緊張や不慣れさから失敗をしてしまうケースがあります。
例えば、
など。これらの失敗を防ぐためには、事前の準備と心構えが何より重要です。
まずよくやってしまいがちなのが、私語です。式典中は静粛を保つことが基本マナーであり、隣の人と会話したり不要な音を立てたりしてはいけません。携帯電話も、必ずマナーモードにしましょう。また、ヘラヘラした態度を取ることもNGです。辞令交付式は厳粛な式典であるため、表情を引き締めて毅然とした態度で参加することが求められます。
服装に関する失敗で多いのが、しわしわのスーツを着用してしまうこと。これでは準備不足な印象を与えてしまいます。式典前日までに必ずクリーニングに出すか、アイロンがけを行って整えておくことが必要です。
式典には決められた進行があるため、進行役の指示通りに動く必要があります。
辞令受け取り時の失敗としては、片手で辞令を受け取ってしまうことが挙げられます。片手で受け取ることは失礼にあたるため、必ず両手で丁寧に受け取ることを心掛けましょう。
服装や持ち物の準備は前日までに完了させ、当日は時間に余裕を持って行動することで、多くの失敗を未然に防ぐことができるでしょう。
どんなに準備しても、予期しないトラブルは起こるものです。
辞令交付式当日のトラブルとして多いのは遅刻です。寝坊にしろ交通機関の遅れにしろ、遅刻しそうな場合には可能な限り早く担当者に連絡を入れ、状況を説明して指示を仰ぎましょう。後日、直属の上司に対して改めて謝罪と説明を行い、今後同じような事態を避けるための対策を伝え、信頼回復に努めることも重要です。
当日、急に体調不良になる場合もあります。発熱や咳などの症状がある場合は、感染症の疑いも考慮して参加を控える判断も必要です。まずは担当者に連絡し、状況を説明しましょう。
忘れ物をしてしまった場合の対応も状況に応じて判断が必要です。重要書類を忘れた場合は時間的に余裕があれば取りに戻ることを検討し、無理な場合は後日提出できるかを担当者に確認しましょう。印鑑を忘れた場合は、サインなどの代替手段があるかを確認します。筆記用具程度であれば、同僚に借りるか受付で準備があるか尋ねてみるのも手です。いずれの場合も、慌てずに冷静に対処することが重要です。
トラブル時の対応で共通して重要なのは、誠実さと迅速な連絡です。隠そうとしたり後回しにしたりせず、問題が発生した時点で速やかに関係者に連絡を取り、状況を正確に伝えることが信頼関係の維持につながります。
また、トラブルを未然に防ぐため、前日には持ち物の確認、交通手段の最終チェック、体調管理などの準備を怠らないことが最も重要な対策といえるでしょう。
入社式・辞令交付式というのは決して社員が楽しむためのイベントではありません。
会社にとっては正式なセレモニーなので、マナーが存在します。気をつけて参加するといいでしょう。
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