「IPO」という言葉をご存じでしょうか。これは「Initial Public Offering」の略で、日本語では「新規株式公開」です。今回は、このIPOとはどういうものなのか、どうすれば買えるのかなど、IPOについて紹介します。
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「IPO」は、企業が自社の株を新規に株式市場に上場し、市場で取引できるようにするという意味です。「IPOする」といえば「新規に株を上場して売り出す」という意味になります。「IPO株」「IPO銘柄」といった場合は、新規に売り出される株式・銘柄という意味ですね。
企業は「IPOする」に当たり、証券会社に新規発行株の扱いを委託します。委託を受けた証券会社はその企業の実績、将来性、同業他社や業種の株価などを参考に、株式をいくらで売るかという「公募価格」を決定します。
この価格は「市場に出る前の価格」です。投資家はその価格で株式を購入できるのですが、証券会社に割り当てられた株式の数は決まっているので、購入希望者がそれ以上になったときには抽選が行われます。
その後株式が上場されると、いよいよ一般の投資家がその企業の株式を取引できるようになります。最初に決まる株価を「初値」といいますが、たいていは公募価格よりも初値の方が高くなります。例えば、公募価格が1,000円だった株式が初値では2,000円になったとします。公募価格で入手した株を初値で売却すれば2倍の価格で売れたことになりますね。
「IPO株が利益が出やすい」といわれるのは、公開後に公募価格よりも高い株価を付けることが多いためです。
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