03.「キレイはマナー」…おうちでできるスーツお手入れ方法

更新:2017/06/09

身だしなみ・ビジネスアイテム

スーツのお手入れについては多くの新社会人の皆さんの悩みの種ではないでしょうか? 数着を着まわして出来るだけスーツを長持ちさせたいと思っても、自分でどこまで手入れできるかわからない人も多いようです。
今回はスーツのプロであるSUIT SELECTの久保田マネージャーに、気軽におうちで出来るスーツのお手入れ方法についてわかりやすくご紹介いただきました。

<ジャケット>

基本は、毎回の ブラッシングと風通しがポイント
脱いだ後軽くブラッシングするだけで、食べこぼしやホコリが取れて虫食いを防ぐことができます。また、1回着たら中3日休ませると、汗をしっかり飛ばすことができ、シワもつきにくくなります。この時、肩にしっかりと幅のあるハンガーにかけておくこと、風通しをよくすることに注意してください。脱いだ後すぐにクローゼットに入れてしまうのは、湿気がこもるのでNG!

このポイントを守るだけで、 クリーニングは1シーズンに1回程度で済むんですよ。クリーニングは生地が傷みやすいので、頻繁にクリーニングに出すより、普段のちょっとしたお手入れをした方がスーツを長持ちさせることができます。

<パンツ・スカート>

パンツやスカートをジャケットと同じハンガーに掛けている人はいませんか? パンツやスカートも、ジャケット同様、風通しのよさが重要なので、必ず ジャケットとは別のハンガーに掛けるようにしましょう。

パンツは二つ折りで掛けるとパンツの中央に跡がついてしまうので、パンツ用のハンガーを使うことをおススメします。専用ハンガーに掛けて、中3日のルールを守れば、プリーツも消えにくくなります。それでもプリーツが消えてきたり、シワが取れにくくなってきたらクリーニングのサイン。そのタイミングでクリーニングに出しましょう。

<シャツ>

直接肌に触れるシャツは、特に皮脂などの脂汚れや黄ばみが気になります。実家暮らしの方は、日々洗濯機をまわしていると思いますので、そのまま洗濯でもOK。ただ、一人暮らしとなると洗濯は週一回という場合もあるはず。そんなときは脱いだ後に面倒でも 襟元をだけ水洗いしておくのがおススメ。脂汚れは時間がたつと落ちにくくなるため、まずはその部分だけでも下処理的に洗っておきましょう。

また、シャツといえば面倒なのが洗濯後のアイロンがけではないでしょうか? 形態安定シャツも、よりきれいに着るには実はアイロンがけをしたほうが良いですよ。どうしてもアイロンがけが面倒、苦手という人は洗濯機での脱水前にシャツだけ取り出し、水がポタポタ垂れている状態で干してみてください。こうすると、ノンアイロンでもシワができませんよ。

<シューズ>

靴の中では1日で 約200ccもの汗をかくと言われています。ですからスーツ同様、中3日空けることがおススメです。中の汚れはニオイの原因になる場合も多いので、しっかりと汗の水分を飛ばしながら靴の中の汚れにも目を光らせておきましょう。

<ネクタイ>

ネクタイの素材はその多くが絹(シルク)です。シルクはシワになりにくい素材ですが、結び目はやはり跡が残りがち。ハンガーに掛けている方は、結び目がハンガーのかけるところに重なるようにしましょう。くるくると丸めての保管でもOKです。
ウール素材の場合はシワがつきやすいので、夏場などたくさん汗をかいたときには、ジャケットなどと同様、風通しの良い場所で一晩干してしっかりと汗を抜いてから保管してください。

毎日のことではありますが、これらちょっとした気遣いをすることで、シワや臭いを寄せ付けず、爽やかにビシっと着こなしができるようになります。社会人としてのマナーとして、意識してお手入れを心がけてみてはいかがでしょうか?

合わせて読みたい

01.「外さないコーディネートが知りたい!」…好感度の高い組み合わせ

02.「いつも一緒はつまらない」…スーツの着まわしテクニック

03.「キレイはマナー」…おうちでできるスーツお手入れ方法

04.「間違えて怒られたくない!」…オフィスカジュアルとカジュアルの境界線

05.「残念新人にならない」…身だしなみの「抜け」ポイント5選


文●ロックスター佐藤

関連記事

新着記事

もっと見る

HOT TOPIC話題のコンテンツ

注目キーワード

 ビジネス用語・カタカナ語80選

 キャリアロードマップの一歩目

  • ピックアップ