契約社員の場合は雇用期間が限定されるため、正社員とは違い「定年までその企業に勤める」ということができません。企業から契約の更新がされなければ、働き続けたくても働くことができなくなります。一方、業務時間は雇用契約ごとに勤務時間が定められており、企業によっては個別に自分にあった時間で契約し、ライフスタイルにあわせて労働することもできるというメリットも。また正社員の場合、原則は複数の企業で雇用契約を結ぶことができませんが、契約社員の場合は他の企業での労働日数を契約時に明記することで、複数企業での就労が可能になります。
契約社員、正社員はどちらも直接雇用になりますので、各企業に直接雇用されます。また、契約社員でも厚生年金、健康保険などの社会保険は適用されます。休日や有給休暇についても、正社員と同じように労働基準法で定められた日数を取ることが可能です。大きな違いとなるのは、給与や賞与(ボーナス)などについてではないでしょうか。企業によってもさまざまですが、契約社員の場合は「約束年収額」があらかじめ提示される場合が多い
企業によってさまざまな「契約社員」の雇用形態。違いや条件がわかりにくく、「正社員への登用あり」との言葉に、惹かれてしまうこともありますよね。働き方や契約に納得して決めても、「話が違った」などの問題は、やはり耳にすることも少なくありません。契約社員での雇用を決める際に、きちんと確認しておきたい項目は「更新の有無」、「契約内容と条件」、「正社員への登用制度の具体的な内容確認」です。必ず契約更新がある、と口頭で説明を受けていても、契約書に記載がない場合では保証がありません。また、「業績が良好な場合のみ契約更新可能」などの条件がある場合もありますので、採用担当者に確認しておくことが重要です。
契約社員・派遣社員と正社員の違いについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。正社員と契約社員の違いは、企業によってもかなり違いがあり、一概に言えない部分もたくさん存在します。口頭の説明だけでなく、契約書の記載内容をよく確認することをおすすめします。もちろん、契約社員にもスキルや得意分野を活かせること、さまざまな企業で経験を積めることなど、メリットもたくさんあるのは事実です。契約社員・派遣社員としての契約の際は自分のライフスタイルに本当にあっているのか、キャリアアップが望めるのか、しっかりと検討して決めることが大切でしょう。
文・学生の窓口編集部
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