入社式での上手な「抱負」の伝え方。挨拶・自己紹介のコツを解説【例文つき】

新社会人として入社すると、入社式で挨拶・自己紹介の機会が巡ってくるケースは多いもの。挨拶・自己紹介では上手に抱負を述べることが大切になってきます。

抱負は、つい「目標」と似た意味として捉えてしまいがちですが、「負」という漢字も入っており、実際には目標とは少し違うニュアンスがあります。

新入社員のあなたが入社の挨拶で抱負を述べる際には、どのようなことを言えばいいのでしょうか。大切な節目でもありますので、抱負の正しい意味や、発表する際のコツと組み立て方をチェックしておきましょう。

▼こちらもチェック！
【決意表明＆所信表明】例文つき！ 気持ちが伝わる決意文の書き方

抱負とは？目標との違い

入社式での挨拶・自己紹介で抱負を述べるにあたって、まずは正しい抱負の意味を理解しましょう。また、抱負と目標という2つの言葉にはどんな違いがあるのでしょう。

例文で考えてみると「フルマラソンで完走する」というのは"目標"です。そして「フルマラソンを完走するため、毎日走る」というのが"抱負"です。

要は"目標"は目指すべきゴールを指しますが、"抱負"は「心の中にいだいている計画や決意」という意味なのです。

また抱負の"負"は負けるということではありません。"背負う"という意味で使われており、目標に対してどんな想いを背負っているか、というニュアンスがあります。

つまり、目標は具体的な結果を指しているのに対し、抱負は結果よりも「今、心の中でどんな想いを持っているか」にフォーカスした言葉なのです。

入社式で抱負を述べるときのコツ

「誰も自分なんかに興味はないだろうから、適当に自己紹介しておこう」

ーーこんな風に思われるかもしれませんが、実は新入社員は職場に新しく入ってきた存在として、最も社内で注目されています。とくに仕事のできる上司は新入社員をよく見ています。

ですから、挨拶・自己紹介の一環として抱負を述べるときは、適当になどと思わず自分自身を素直に表現してみてください。新入社員ですから無理に背伸びをする必要はなく、気取らずにアピールすればOKです。

新入社員の挨拶・自己紹介で述べる抱負というのは、「ハキハキと」「明るく」「素直な気持ちで」がコツ。そうすればきっと好印象となり、周りも笑顔になってくれるはずですよ。

挨拶・自己紹介の組み立て方

素直に、気取らずにといっても、やはり挨拶や自己紹介にはある程度の形があります。その形を押さえておくと、「自己紹介」や「抱負」をうまく盛り込むことができます。

ただし面倒だからといって、テンプレートそのままの言葉を話すのはよくありません。自分の言葉ではない、テンプレ的な言葉は先輩方に見抜かれてしまいます。

ここでは挨拶・自己紹介に必要な3つの要素をご紹介しますので、そこに自分の言葉を乗せて組み立ててみて下さいね。

このような流れが理想です。

難しい表現を使わなくても構いませんので、自分の素直な気持ちを表す言葉をチョイスしてみましょう。

▼こちらも合わせてチェック！
入社式・内定式での挨拶の内容とポイントを解説【例文つき】

入社式で使える！抱負の例文

最後に挨拶・自己紹介で抱負を述べる際の例文をご紹介します。話し方や書き方の参考にしてみてはいかがでしょうか。

抱負を述べる挨拶・自己紹介の例文1

いざとなると緊張で舞い上がってしまうかもしれませんが、最初に自己紹介で名乗ることだけは忘れずに。その後で「努力したい」「頑張りたい」という言葉を繋げていきましょう。

抱負を述べる挨拶・自己紹介の例文2

例文としてご紹介した以外にも、さまざまな表現があります。基本的な部分は参考にしつつ「少し緊張していますが」など自分の素直な気持ちを足してオリジナリティを出してみましょう。

まとめ

新入社員として知っておきたい、挨拶・自己紹介のなかで抱負を述べるコツと例文をご紹介しました。

新入社員となれば入社式だけでなく、研修などでも挨拶・自己紹介として抱負を発表する機会があります。常にいつ聞かれてもうまく伝えられるように、ご紹介した「3つの要素」をぜひ押さえておいて下さい。

また挨拶・自己紹介のスピーチは、職場で自分をアピールするチャンスです。同僚だけでなく上司からも注目されていることを忘れずに、素直な気持ちを持って挑みましょうね。

（学生の窓口編集部）

学生の窓口編集部

「3度のご飯よりも学生にとっていいことを考える！」の精神で 大学生に一歩踏み出すきっかけコンテンツをたくさん企画しています。 学生生活に役立つハウツーから、毎日をより楽しくするエンタメ情報まで 幅広く紹介していますので、学窓（がくまど）をチェックしてみてください！