今年の新社会人が思う、ブラック企業かどうかの境界線。3位残業が多い、2位休日が少ない1位は......?

2015/03/04

対人マナー

今年の新社会人が思う、ブラック企業かどうかの境界線。3位残業が多い、2位休日が少ない1位は......?

2013年には流行語大賞にもノミネートされた「ブラック企業」なる言葉。でも、どのような条件の会社を「ブラック」と判断するのか基準は曖昧です。就職前の新社会人たちは、ブラック企業とそうでない企業との境界線をどこにおいているのでしょうか。調査の結果をご紹介します。

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Q あなたが一番「ブラック企業」だと思う会社の条件は何ですか?

1位 残業代が出ない 57.0%
2位 休日が少ない 13.3%
3位 残業が多い 9.0%
4位 ノルマが厳しい 8.0%
5位 社長・上司が傲慢 7.0%
6位 基本給が安い 4.0%

・お金があれば報われるのにそれすらないから、残業代がないのは耐えられない(男性/学校・教育関連内定)
・他は社会人としてやむを得ないと感じるが、本来出るはずの残業代が出ないのはおかしいと感じる(女性/建設・土木内定)
・残業があっても休日があれば休めるが、休日がないのはつらい(男性/情報・IT内定)
・残業・求人出勤は経営によっては当たり前。社員を追い詰めるノルマで人は病んでいくと思う(男性/機会・精密機器内定)

何をもってブラック企業と判断するのか、群を抜いて多かったのは「残業代を払わない」という回答でした。その次が「休日が少ない」13.3%、「残業が多い」9%の順となっています。「勤務時間に見合った給与を払わなければブラック」と考える人もいれば、「勤務時間が長ければブラック」という人もいるようです。

反対に、学生たちが「妥協できる」と思える環境や条件はどれでしょうか。ブラック企業とそうでない会社のボーダーラインとは?

Q 「ブラック企業に近いけど、妥協できる」と思う会社の条件は何ですか?

1位 残業が多い 38.7%
2位 基本給が安い 16.3%
3位 社長・上司が傲慢 15.3%
4位 ノルマが厳しい 14%
5位 休日が少ない 12.3%
6位 残業代が出ない 2%

・残業が多いことは自分の能力・努力不足の可能性もあるし、働いた分お金にもなるからかまわない(女性/ホテル・旅行・アミューズメント内定)
・社長・上司が傲慢なのはしょうがない。どこにいってもそんな人はいると思うから(男性/団体・公益法人・官公庁内定)
・正社員である限り休日返上は割と当たり前だと思う(女性/生保・損保内定)
・仕事にやりがいを感じられれば安月給はなのは妥協してもいい(女性/団体・公益法人・官公庁内定)
・業績を上げていくには少々ノルマがきつくても仕方がないと考える(男性/機会・精密機器内定)

「残業代が出ない」企業に対して「妥協できる」と回答した人が2%にとどまる一方、「残業が多い」という項目については約4割の人が妥協できると回答。ここでも拘束時間が長くとも、それに見合った賃金が支払われれば許容範囲という人も一定数いることがわかります。

「ブラック企業」という言葉が生まれる以前から、もともと日本は長時間労働の国。ところが、最近では終身雇用や保証制度など従来の制度が崩れつつあると言われています。そのため、無理をして働いても対価を受け取れないケースが増えているのかもしれませんね。

では実際、学生のみなさんが就活や企業訪問を行った時はどのような場面で「この会社はブラック企業だ」と感じたのでしょうか。コメントを紹介します。

・見込み残業代を導入している(男性/団体・公益法人・官公庁内定)
・毎日定時より4時間も5時間も遅くなるのに残業代がつけられない雰囲気(女性/医療・福祉内定)
・毎年の採用人数が多くて従業員数が変わらない企業(男性/通信内定)
・説明会で本社に行ったら、社長のイラストが書いたポスターがいっぱい張っていて、威圧感がすごかった(男性/金属・鉄鋼・化学内定)
・社風が軍隊のようだった(女性/専門サービス内定)
・精神論で推し進める研修をする企業。3日間の研修合宿で睡眠時間が3時間という企業(女性/電機内定)

ブラック企業かどうかを判断する材料は、待遇のほか、社訓や会社の雰囲気なども含まれているようです。その企業の社風は、求人だけではわかりにくいもの。就活生の方は、どこからがブラック企業なのか自分なりのボーダーラインを知った上で、企業訪問やインターンに挑んでみてはいかがでしょうか。

文●松原 麻依(清談社)

調査期間:2014年10月
調査対象:大学生男女
有効回答件数:300件

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