皆さんは、仕事上のライバルはいますか? ライバルと切磋琢磨しながら成長していく、なんてドラマやマンガではありがちなシチュエーションですが、実際の職場ではどうなのでしょうか。今回は「職場のライバル」について、社会人の皆さんにアンケートを行いました。
Q 仕事上のライバルはいますか?
いる......18.6%
いない...81.4%
意外なことに、ライバルがいると答えた方は、全体の18.6%にとどまりました。では、ライバルがいると答えた人は、どんな相手に、どんなことを意識しているのでしょうか。回答の内訳を見て行きましょう。
■絶対に負けられない同期がいる!
・「どんな仕事を任されているか、仕事のことをどの程度理解しているか気になる」(女性/26歳/団体・公益法人・官公庁)
・「どっちが先に出世するか」(女性/26歳/医薬品・化粧品)
・「後輩への接し方など教育面が気になる」(女性/34歳/医療・福祉)
・「とても仕事ができるので、見本にしつつ情報交換したりしている。お互いに刺激し合っているいい関係」(女性/33歳/団体・公益法人・官公庁)
・「評価されている同僚がいると負けたくないと思う」(女性/32歳/アパレル・繊維)
もっとも多かった回答が「同期」。横並びでスタートした以上は、負けたくない。そんな気持ちが働き、逐一気になってしまうという人も。
■どうにか勝ってやりたい先輩がいる!
・「ああはなりたくないという気持ちとあれは超えてやるという目標の気持ちがある」(女性/28歳/自動車関連)
・「仕事が早い。負けたくない」(女性/29歳/医療・福祉)
・「目標としてちょうどいい」(女性/29歳/情報・IT)
・「どちらがお客さまの心をつかんでいるか」(女性/30歳/医薬品・化粧品)
・「同じ課の上司。今後教わっていかなければならないが、人として尊敬できるところがないので」(女性/30歳/その他)
続いて多かったのは、「先輩・上司」という回答。これは両極端にわかれ、尊敬しているので早く背中に追いつきたい派と、まったく尊敬できないので早く抜き去りたい派でまっぷたつ。もし、後輩や部下がいる方は、背中に気をつけてくださいね。
■後輩にだけは負けたくない!
・「後輩に負けると肩身が狭い」(男性/34歳/自動車関連)
・「自分の後任になることが多いので、『あのとき自分は彼女ほど上手にできなかった』と、後輩の進歩を見て焦ってしまう」(女性/32歳/団体・公益法人・官公庁)
・「受け取った仕事をどちらが先に仕上げるかで競い合っている」(男性/50歳以上/団体・公益法人・官公庁)
・「仕事の求められ度や給料や職位などを比べてしまう」(男性/46歳/医療・福祉)
ラストは、「後輩」。年齢やキャリアが下の人に超されるは屈辱ですよね。後輩に負けてしまうと、職場でのポジションも危うくなったり、精神的にもよくないはずです。先輩の意地をみせたいところですね。
■ライバル不在の職場からはこんな声が
・「ライバルではなく仲間として見ているため」(男性/23歳/ソフトウェア)
・「協力しないとやっていけないところなので、争うことはない」(女性/31歳/医療・福祉)
・「同期同士の後輩が何においてもピリピリしている」(女性/26歳/情報・IT)
・「いろいろ面倒だから感情は無にする」(女性/28歳/金融・証券)
「ライバル不在」と回答した人は、大きく分けると3つの理由からでした。ひとつめは、上司や他の同僚が激しく争っているのに圧倒されてしまって。ふたつめは、少人数で分担しながらやっている職場なので雰囲気を大切にしている。みっつめは個人主義なので他人のことは気にしない。という内容でした。
いかがでしたでしょうか。皆さんの職場に当てはまるパターンはありましたか? ライバルの存在を糧にできる人はいいですが、意識しすぎるあまり自分を見失いがちな人は要注意ですね。
(文・高尾龍一)
調査期間:2014/12(フレッシャーズ調べ)
調査対象:社会人男女
有効回答件数:500件
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