「クリスマスが2回来る!?」「ロシアは奇跡を起こすおじさん」世界の変わったクリスマスたち

更新:2018/05/14

社会人ライフ

「クリスマスが2回来る!」「ロシアは奇跡を起こすおじさん」世界の変わったクリスマスたち

恋人とデートしたり、ケーキやチキンを食べたりすることが多い日本の「クリスマス」。海外の人からすると、「何でそんな過ごし方するの?」と不思議になるのだとか。反対に、日本人から見て「変わっているなあ」と思う海外のクリスマスもあったりするものです。今回は、そんな「日本人からすると変わっていると思う海外のクリスマス」を紹介します。

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●オランダはクリスマスが2回来る!

オランダではクリスマスが12月6日と12月25日の2回やって来ます。正確には、12月6日はサンタクロースのモデルとなった聖ニコラウスの命日。そして25日はキリスト降誕祭です。プレゼントがもらえるのは12月5日だけ。残念ながらプレゼントは2回もらえないそうです。他にも、11月中旬から聖ニコラウスのパレードが各町で行われ、聖ニコラウスだけでなく、一緒にブラックピーターという従者もやって来るそうです。

●プレゼントは年が明けてから!

イタリアやフランスなど、ヨーロッパのいくつかの国では、クリスマスプレゼントがもらえるのは12月25日ではなく1月6日。というのも、こうした国々では12月25日からキリストが顕現する1月6日の公現祭までクリスマスが続きます。その最後の日にプレゼントがもらえるのです。

●ロシアではサンタではなく奇跡を起こすおじさんが来る!

ロシアでは、クリスマスになるとサンタクロースではなく「ジェド・マロース」というおじさんがやって来ます。ジェド・マロースは、ロシアの民間伝承に登場する奇跡を起こす霜の精。白いひげを蓄えた外見はサンタそっくり(笑)。このとき、スネグーラチカという美しい孫娘と一緒にやって来るのも、ロシアのクリスマスの特徴です。

●歌いながら友達の家を練り歩くメキシコのクリスマス!


メキシコでは、クリスマスの9日前の12月16日から「ポサダ」という伝統行事が行われます。これは「キリストの父・ホセと母・マリアがキリスト誕生前に宿を求めて練り歩いた」という伝説を再現する行事。複数の友人グループで訪問する役、される役に分かれて行い、最後はみんなで伝統料理を食べます。また、ポサダではお菓子がたくさん詰まった「ピニャータ」というくす玉を割るイベントも行われます。

●ピクルスを見つけたらプレゼント追加!

ドイツのクリスマスでは、クリスマスツリーにピクルスのオーナメントを隠すように取り付けておきます。そのオーナメントを朝一番に見つけた子供がより多くのプレゼントをもらえるという習慣があるそうです。本物のピクルスをグラスに入れて飾り付ける場合もありますし、ピクルスの形のオーナメントを飾る場合もあります。子供が多いとピクルス争奪戦が起こりそうですね。

●13人のサンタクロースが続々と集合......

アイスランドのクリスマスは26日間も続きます。というのも、アイスランドには13人ものサンタクロースがおり、12月12日から1日ごとに一人ずつ山から下りてきます。そして同じ時間をかけてまた山に戻るからです。全員がそろう12月24日にお祝いをします。ただ、13人もいても、プレゼントをくれるのはたった一人だけ。ちょっとケチです。

●スウェーデンではワラでできたヤギを飾る!

スウェーデンのクリスマスでは「ユールゴート」というわらでできたヤギを作って飾る習慣があります。イェヴレという街では、毎年クリスマスになると13メートルもの巨大なユールゴートを飾るイベントを行います。しかし、なぜか毎年何者かに燃やされてしまうようで......。「燃やすのが伝統」と勝手に思い込んでいる人もいるそうです。

●イギリスの伝統! 女王陛下のスピーチ!

イギリスのクリスマスの伝統的な行事といえば、12月25日の午後3時から始まるエリザベス女王のスピーチです。1932年からずっと続いているもので、その年の出来事を振り返ります。イギリスの人々にとって、もはやなくてはならないイベントです。

海外のクリスマスでは、こうした日本にはない伝統やイベントが行われます。プレゼント追加のピクルスなんてのは、子供たちも喜びそうですし、取り入れたら盛り上がりますね。もしかしたら、この先日本でもおなじみの行事になるかも?

(中田ボンベ@dcp)

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