日本では特に問題のない行為でも、海外では問題となる行動があります。中には罰金が科せられるほどのものも少なくありません。今回は、こうした日本にはない罰則とその罰金の額を紹介します。
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●シンガポールではガムの持ち込み禁止
これは非常に有名なので、ご存じの方も多いかもしれません。シンガポールは国を挙げて国内美化の運動を行っており、ガムの販売や製造、輸入を禁止しています。もちろん持ち込みも禁止です。持ち込むと1万シンガポールドル(日本円で約86万円)の罰金が科せられます。他にも、シンガポールではごみのポイ捨て、道端で唾を吐くなどの行為にも罰金が科せられます。
●台湾では電車内での飲食禁止!
日本から3時間ほどで行くことのできる台湾。訪れる日本人も多いですよね。この台湾では、電車のホームや電車内での飲食が禁止されており、もし飲食をすると1,500元以上7,500元以下(日本円で約5,000円-約2万6,000円)の罰金が科せられる場合があります。日本の場合は、電車内でペットボトルのお茶やお水を飲んだりする人を見掛けますが、日本と同じ感覚でやってしまわないよう注意です。
●イタリアのスペイン広場ではアイスを食べると罰金!
イタリア・ローマにある有名な観光地「スペイン広場」。多くの人が座っている大階段や、中央の噴水が有名です。多くの観光客が訪れるスポットですが、ここでは「飲食が禁止」されています。もし飲食をすると160ユーロ(日本円で約2万2,000円)の罰金が科せられます。映画『ローマの休日』の中で、登場人物がアイスを食べた場所として有名なスペイン広場ですが、同じことはできなくなっているのです。
●ハワイでは横断歩道以外の場所を渡ると罰金!
多くの日本人が訪れる常夏の島・ハワイ。年末年始は芸能人の方も多く訪れますよね。このハワイでは、道路を渡る際、横断歩道以外の場所を横切ると罰金が科せられます。これは歩行者の安全を守るためのルールで、2007年から施行されているそうです。横断歩道以外の場所を横切った場合は130ドル(日本円で約1万3,000円)の罰金になります。これも日本と同じ感覚でやってしまわないように注意ですね。
●やり慣れている人は注意? 歩きスマホ禁止の地域!
歩きながらスマートフォンを操作する「歩きスマホ」。日本だけでなく、海外でも問題になっている行為です。このため、海外では罰金を科すところも出てきています。例えば、アメリカのニュージャージー州フォートリーでは85ドル(日本円で約8,500円)、アイダホ州レックスバーグでは50ドル(日本円で約5,000円)の罰金が科せられるそうです。他にも、歩きスマホに対する罰則の導入を検討している国がいくつもあるとのことです。海外旅行では、地図や現地情報などをスマートフォンで見ながら歩くことも多いですし、気を付けないといけません。
●香港では駆け込み乗車は罰金!
日本でもよく見る駆け込み乗車。迷惑になる行為ではありますが、罰金が科せられるほどではありません。しかし、海外の一部地域では罰金が科せられます。例えば中国の特別行政区・香港。駆け込み乗車には5,000香港ドル(日本円で約7万円)の罰金です。また、上海やシンガポールなどでも罰金になります。
●ビニール袋の所持は罰金!
日本だとスーパーやコンビニで買い物をすると必ず付いてくるビニール袋。旅行の際なども、使った下着や洗面道具などを入れておくのに役立ちますよね。しかし、海外のいくつかの国ではビニール袋の所持が禁止されている地域があり、罰金が科せられる場合があるのです。例えば、インドのデリーでは製造・販売・保管・使用が全面禁止。10万ルピー(日本円で約17万円)もの罰金が科せられます。
海外では、こうした日本にはない罰則が数多くあります。海外旅行の際に現地でトラブルにならないよう、禁止されていることや罰則など、事前にその国のルールをしっかりと確認しておきたいですね。
※日本円のレートは2014年10月27日のものです。
(中田ボンベ@dcp)
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