「マジシャンは神の力を盗んだ」「たばこの吸い過ぎで2兆円」こんなのアリ? アメリカのおかしな訴訟たち

2014/11/24

社会人ライフ

「マジシャンは神の力を盗んだ」「たばこの吸い過ぎで2兆円」こんなのアリ? アメリカのおかしな訴訟たち

「訴訟大国」と言われるほど訴訟が多いアメリカ。「そんなことで訴訟を起こす!?」と疑問に内容のものや、莫大(ばくだい)な請求金額のものも数多くあります。最近では、「レッドブルは翼を授けるとうたっているくせに翼を授けない!」として訴訟があったそうで......。今回は、こうしたアメリカ国内で実際にあった変わった訴訟例をご紹介します。

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■日本では自己責任で済まされそうな訴訟も多い......

●ポップコーンを10年間食べ続けて気管支の病気に!


市販のポップコーンを毎日2袋、10年間にわたって食べ続けた男性が「ポップコーンに含まれる人工バターの影響で気管支の病気になった」として起こした訴訟です。2012年に行われた裁判では、ポップコーンに警告表示がなかったなどの理由で、製造元に損害賠償金720万ドル(当時のレートで約5億6,000万円)の支払いが命じられました。この病気は「ポップコーン肺」という実際にあるものなのですが、さすがに10年間毎日は食べすぎと思わざるを得ませんね。

●たばこの吸いすぎで2兆円!

とんでもない額の賠償金支払いが命ぜられたとして有名なのが、2014年の7月に判決が出た「20数年間毎日たばこを吸って肺がんになって死亡した男性」の妻が起こした訴訟。「たばこを吸うことで健康が損なわれるという事実を隠していた」としてたばこ会社を訴えた結果、236億ドル(当時のレートで約2兆4,000億円)の損害賠償支払いの判決が出ました。死亡した男性は毎日最大で3箱ものたばこを吸い続けていたそうですが、なんだかもうむちゃくちゃな気もしますね。ちなみにたばこ会社は異議申し立てを行ったそうです。

●有名人に似ているといわれて迷惑した!

2006年にオレゴン州の男性が起こした訴訟が、「マイケル・ジョーダンに似ていると間違われ続けて精神的苦痛を受けた」というもの。名誉毀損(きそん)だとしてマイケル・ジョーダン本人を訴え4億1,600万ドルの支払いを要求しました。また、マイケル・ジョーダンを有名にした責任があると、スポーツメーカー『ナイキ』の創業者のフィル・ナイトにも同額の支払いを請求しました。その後、ナイキ側が逆に訴えると発表したところ、訴訟は取り下げられたそうです。

●ビールを飲んでも美人に囲まれない!

1991年に「バドワイザーを飲んでもコマーシャルのようにファンタジーの世界が現実にならないので訴える」という変わった訴訟がありました。当時、アメリカでは「バドワイザーを飲むと南国のビーチで美女たちに囲まれる」というコマーシャルが流れており、これが「虚偽広告である」としてオレゴン州の男性が慰謝料を請求しました。その後、裁判所にこの訴えは却下されました。訴訟を起こした男性によると「自分の子供がコマーシャルをうのみにしてしまったから」とのことです。

●使い方が分からないので訴えます!

アメリカで多いのが「使用方法を綿密に記していなかったので訴える」というもの。例えば、2004年に事故で車外に放り出された女性が「シートベルトの使い方がちゃんと記されていなかった」として自動車メーカーを訴えたことがありました。単純にシートベルトをしていなかったことが原因じゃないのかと思ってしまいそうですが、このような訴訟問題になってしまうのが恐ろしいところです。

●見間違えるようなものを作るのが悪い!

2003年に、カリフォルニア州のマデラ市の女性警察官が男性を射殺してしまう事件が起こりました。テーザー銃(拳銃タイプのスタンガン)で暴れる男性を抑えようとして、誤って本物の拳銃で発砲してしまったそうです。その後、女性警察官とマデラ市は「本物と間違える製品を作るメーカーに責任がある」としてテーザー銃のメーカーを訴えました。アメリカのような銃社会では、過度な警戒をしてしまうのは仕方がないかもしれませんね。

●神である私の力を奪ったので訴えてやる!

こちらは2005年にアメリカで話題になった、ミネソタ州に住む女性が有名なマジシャンのデビッド・ブレインとデビッド・カッパーフィールドの二人に対して起こした訴訟です。女性は「二人のマジックは物理学の法則を無視している。神の力を使っているのは明らか」と主張。さらに「神である私の力を勝手に奪った」として、マジックの秘密を教えるか二人の生涯賃金の10%を払うよう要求しました。その後どうなったのか詳細は出ていないので、恐らく取り下げられたのかも......。

●野生の鳥が飛んでいることを許したのが悪い!

「店の外で野生の鳥に頭をつっつかれてけがをしたのは店が悪い」として、2005年にイリノイ州の女性が起こした訴訟です。この女性はホームセンターに買い物に来ていた際、店の外で鳥に襲われて頭にけがを負いました。その後「店の周囲に野生の鳥が飛んでいることを問題ないとしていた店に責任がある」とのことで、ホームセンターに賠償請求を行いました。2006年にこの請求は裁判所から却下されたそうです。

アメリカでは弁護士の数も多く、「そんなくだらないことまで?」という訴訟も数多くあるのだそうです。重箱の隅をつつくようなものも多いですし、商品の注意書きがどんどん細かくなっていくのも分かります。アメリカの風潮は数年後に日本に来る、なんていいますが、日本はこうならないでほしいですね......。

(中田ボンベ@dcp)

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