面接には幾つかの段階があります。
・初期面接(一次集団面接等)
・個人面接(2〜3次)
・最終面接
企業は、各段階ごとに異なったポイントに注目しつつ面接のステップを踏んでいきます。どんな点が注目され、どのように対応すればよいのか、段階ごとに見ていきましょう。
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■初期面接(一次集団面接等)
初期面接は、学生のコミュニケーション能力や論理力などを見ることが多いです。なぜかというと、企業にとって、この段階ではかなり多くの学生を面接しなくてはならないので、一人当たりの時間があまり取れないからです。そのため初期面接では、学生の基本的な能力を見極めることに注力されます。
■個人面接(2〜3次)
2〜3次の個人面接は、個々の学生の経験について深く聞く段階で、企業と学生の相互理解を促進する場です。自社と合うか、志望度は高いかなどを見極めます。またこの段階では、企業の現場である程度の責任を負っている人が面接官を務めることが多く、実際の現場において活躍できそうかを見極めるのも目的となることが多いです。そのため、職種適性を見ることも多いでしょう。そして就活生の側には、事業や仕事内容の理解が求められます。
■最終面接
この段階では、入社に対する意思確認という意味が大きいです。せっかく内定を出したのに辞退されてはたまらない、というのが企業の本音です。
■今の段階で準備しておくべきこと
今の時点(まだ就活が本格的にスタートしていない大学3年の秋)では、考えるべきは初期選考に向けての対策ということになると思います。そこで求められるのは、15分くらいの少ない時間で「論理力やコミュニケーション能力があることを面接官の印象に残す」ということです。
そのポイントとして、次のようなことを準備しておきましょう。
・端的に1分くらいで、自己PR/志望動機を言えるようにしておく
・面接官に「なるほど」と関心されたり、「え? それって何?」と興味を持ってもらえるような、自己PRのキラーコンテンツを持つ
・簡単な質問を想定し、端的に回答できる状態を目指す
具体的なコツとして意識したいのは、「定量的に成果を述べる」、「自分がやった具体的アクション・興味を惹きそうなワードをあらかじめ用意しておく」ということです。
ちなみに筆者は、学生時代に大学体育会で1部リーグ昇格という成果を挙げていたので、「自分はチーム組織のモチベーション改革を実行しました」という話をしたり、「幼少期に体験したバブル崩壊による父親のリストラ経験から、自身の就労観について深く考えてきました」など、人事の方に興味を持ってもらえそうなキーワードを挟むことを意識していました。
そしてもちろん、「モチベーション改革って、どんなことをしたのですか?」、「どんな就労観ですか?」という、当然されるであろう質問に対する想定回答まで準備して、初期面接に挑みました。皆さんも、参考にしてみてくださいね。
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