合コンの幹事って大変？ メンバー選考基準は？

今年は4年に1度のサッカー・ワールドカップ。選手たちは大会に向けて調整しているところですが、予選を日本代表の主力として活躍した選手でも、残念ながらメンバーにもれてしまう人がいます。'98年フランス大会の三浦知良選手しかり、'06年ドイツ大会の中村俊輔選手しかり。批判されようが、監督は決断しなければなりません。そしてそれは、合コンのメンバー選定にも通じます。試合（合コン）にどのようなメンバーで臨むかは、監督（幹事）に一任されています。メンバーにとっても幹事の意向は重要で、素敵な出会いの場に参加できるかどうかだけでなく、その合コンの重要性や他のメンバーを見ることで、幹事からの信頼度合いをはかることができます。そんな大変な仕事、合コン幹事の経験者87名に「幹事」という仕事について聞いてみました。



Q.合コンのメンバー選考で重要視していることを選んでください。（複数回答）

ノリがいいこと......50.6%

マナーや常識など社会人としてしっかりしていること......44.8%

自分と仲がいいこと......43.7%

話が面白いこと......41.4%

見た目がいいこと......35.6%

酒が飲めること......14.9%

職業・収入などのステータスが高いこと......8.1%

その他......3.5%



やはり1位は「ノリ」。チームの和を乱さず、盛り上げることができるか否かはとても大切な能力のようです。メンバーのノリがいいと、たとえカップルが成立しなくても、「楽しい飲み会を開いた」ということで幹事としても胸をなでおろせるというものです。ついで、マナーや、幹事との関係性などが上位に。気になる「見た目」や「ステータス」はさほど高くなく、まずは、幹事との信頼関係がメンバー選考ではモノを言うようです。

次に、幹事をやることのメリット、デメリットを聞いてみました。



【幹事をやっていてよかったこと】

・みんなのアドレスをゲットできる（女性／27歳）

・自分の都合で日にちや時間、場所を決められる（女性／30歳）

・ただのメンバーとして参加しているよりも、人脈を広げやすいと思う（男性／32歳）

・居酒屋のポイントをためられて、あとでタダ飲みができる（女性／23歳）

・女友達とのつながりが強くなるし、相手の幹事とは友達としてもっと仲良くなるから（女性／37歳）

・カップルが成立したとき、キューピッド役ができたと思うと達成感がある（女性／31歳）

・自分の好きなように同姓メンバーをチョイスできる（男性／38歳）

・席替えなどを自分のタイミングでできる（男性／29歳）

・開催後、だいたいの様子がわかるので、それが良い（女性／27歳）

・１人や男性同士では行けないお店に、行く理由ができる（男性／35歳）

・女の子からのポイントが高い（男性／32歳）



【幹事をやっていて大変だったこと】

・コンパ未経験者が多く、来た男性に対するクレームがあった。大人なんだから自分で対処してくれと思う（女性／25歳）

・女の子にお金が高いと文句を言われた（女性／29歳）

・男性と女性の会費の割合を悩む（男性／38歳）

・呼んだ同姓に文句を言われる（女性／31歳）

・全く話がかみ合わず、盛り上がらない合コンをしてしまったとき。食事が終わるまで間を持たせるのがしんどかった（男性／34歳）

・ドタキャンによる人数調整（女性／30歳）

・男性メンバーが飲み代を多めに払ってくれなくて、ワリカンで払わされ、そのクレーム女子メンバーから出た（女性／31歳）

・みんなのスケジュールがなかなか合わずに、リスケになったりして、スケジューリングが大変だった（女性／29歳）

・メンバーが明らかにやる気をなくしているときは場の調整に気を遣う（男性／35歳）

・来るはずだったメンバーのドタキャン、その会に呼べなかった人への配慮など（男性／29歳）



なるほど、役得もあれば苦労もある。メンバー選考もラクではないようですね。とにもかくにも、メンバーに選ばれたら、自分のコトだけを考えるのではなく、周囲との連携や幹事との関係構築もアタマに入れておくと、幹事の覚えもめでたいことになりそうです。さて、日本では晩婚化が進み、生涯未婚率も上がっているといいます。今年、頑張らなきゃいけないのは日本代表だけじゃありません。がんばれ！ ニッポンの未婚男女！



文●オリスリス

アンケート：マイナビスチューデント調べ（合コンの幹事経験者87名）

調査期間：2013年12月