残業はするけど合コンも大事！ 話題の「キラキラ20時退社」を女子大生はどう見てる？

「アフターファイブ」が死語になって久しいですが、最近、新たに「キラキラ20時退社」という言葉が登場しました。NEWSポストセブンにて配信された記事にて、作家で人材コンサルタントの常見陽平氏が解説している言葉ですが、みなさん知っていますか？



これは、「定時上がりは罪悪感がありある程度残業もするけど、プライベートを充実させられる20時には退社する」というライフスタイルを指しており、理想のワークライフバランスの考え方として最近の女子大生が提唱しているというもの。

さらに仕事をガッツリこなす社会人は定時退社が難しい人が多く、そんなイケている社会人が集まる合コンは20時始まりが多いという事情も。

そんな、「キラキラ20時退社」について、来年社会人になる女性内定者に聞きました。







就活時に「キラキラ20時退社」を意識しましたか？

はい......8.1％

いいえ......91.9％



「キラキラ20時退社」という考え方に共感しますか？

はい......26.7％

いいえ......73.3％



意識しているという人は1割に満たないですが、考え方には共感するという人は26.7％と大きく増えました。





■共感派「ワークライフバランスが取れてる感じがする」

・仕事一筋にはなりたくないけれど、残業をしないというのも自分の性分上無理なので（女性／25歳／団体・公益法人・官公庁内定）

・研究でだいたい20時まで学校にいるが、プライベートな時間もほどよく取れているのでそれに置き換えると共感できる（女性／23歳／医薬品・化粧品内定）

・プライベートも程よく充実できる時間だから。新人のうちから早く帰っていると気が引けるので20時ぐらいがちょうどよいと思う（女性／22歳／団体・公益法人・官公庁内定）

・あまり残業はしたくないので、20時退社でも少し遅いと思うが、「キラキラ20時退社」という言葉が浸透して、残業が多い会社でも早く帰ることが当たり前になるといい（女性／23歳／建設・土木内定）





まだ会社勤めをしていないというのに、すでに達観しているのが共感派のみなさん。会社や人間関係にも角が立たず、かと言って自分の時間も犠牲にしないちょうどいい時間、というイメージが強いようです。たしかに、先輩たちが忙しく働いている中で帰るにしても、少し位残業してからの方が帰りやすいというのが心情です。









■反対派「もっと早くてもいいじゃないか」「20時自体ブラックでは？」

・ワークライフバランスを重視すること自体には共感するが、20時である必要を感じないから。それよりも、仕事をいかに早く効率的に終わらせることを考えるべきでは？（女性／22歳／金属・鉄鋼・化学内定）

・「退社が遅い＝ブラック企業度が高い」という感じがするから。（女性／24歳／医薬品・化粧品内定）

・仕事を終えるなら早いに越したことはないと思うから。20時退社ではプライベートの時間を確保できない（女性／22歳／食品・飲料内定）

・残業があることを前提としているのはおかしいと思う（女性／23歳／アパレル・繊維内定）

・定時退社の罪悪感に共感できないから（女性／23歳／機械・精密機器内定）





反対派のみなさんからは「本当に仕事ができる人は20時と言わず定時で帰れるはず」という意見が多く見られました。いや、まさにおっしゃるとおり！　耳が痛いです......。

ちなみに、中には少数ですが、「社会人になったら3年間は寝る間も惜しんで働くつもり」「仕事があればいくらでもやる」という仕事第一という考えの人も見られました。





いかがでしたか？ 「キラキラ」という言葉が少しチャラいイメージを与えてしまいますが、「少なくとも20時に退社してプライベートを充実させたい」というのは多くの社会人が思っていることだと思います。なんとなく「他の人より先に帰りにくい」というのはあるものの、文句を言わせないような仕事っぷりでサクッと帰る、学生のみなさんにはそんな社会人を目指してほしいものです。



文●みやじ



調査期間：2013年11月

アンケート：フレッシャーズ調べ

集計対象件数：内定者（女性のみ）161件（インターネットログイン式アンケート）