服のS・M・Lって、メーカーによって違いがあるの?

更新:2016/07/26

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みなさんは、自分の洋服のサイズがどれくらいか、きちんと把握していますか? あのお店ではMサイズでぴったりだったのに、このお店では、なんだか窮屈......。なんて経験をした人もいるのでは。それもそのはず、洋服のサイズにはあまり知られていない秘密があったのです! 日本経済大学でファッション関係の科目を担当する中村仁先生にお話を伺いました。

●メーカーによって、洋服のサイズに違いはあるんですか?

「S・M・Lとサイズ表記している国内企業の商品は概ねJIS規格の基準に沿っていますので、日本のブランドにおいては大きな差はないと考えていいと思います。一方で、海外ブランドの商品は、アメリカなど外国の基準で作られている場合も多く、同じようにS・M・Lと表示されていても日本のブランドよりも大きい可能性もあります。また、これらのサイズはあくまで標準的な体型を元に造られたサイズなので、フィットした形であるかは人によって違います。ですから、一度フィッティングして確かめたほうがいいでしょう」(中村先生)

●洋服を買う際に、サイズで注意すべき点はありますか?

「レディースを中心に、SSやXSと表記しているものがあります。これらの中にはSSサイズと表示されていても、実際にはMサイズとほぼ同じというものもあります。女性の場合は小さいサイズに見せたい願望があるので、そのためですね。中には『SSが一番大きい』なんてメーカーもあるくらい。また、モデルさんなどリードユーザーとなってくれる人のために、最初は細いサイズだけを作る。やがてみんなが「あれ可愛い」「買いたい」と思った頃に、大きめのサイズを出したりすることもあります」(中村先生)

●スーツを新調するときに、注意すべきポイントはありますか?

「男性のスーツの場合、スーツ専門の店舗で扱われる商品はS・M・Lだけではなく横幅も太めか細めかなど、細かくサイズが分かれています。洋服のサイズがMだと思っている人も、自分の横幅はどれくらいなのかなども気にして選ぶのが正解です。そのため、最初のうちはお店の方に相談されることをおすすめします」(中村先生)

洋服のサイズに、色んなパターンがあったとは驚きです! モデルさんと同じ服を着ても、何か違う気がするのはサイズのせいだったんですね(?)。ちなみに、フリーサイズであっても、「小さめ」のフリーサイズと、「大きめ」のフリーサイズがあるんだそう。いくらフリーだからといって、試着をせずに買うのは要注意ですよ!

文●中村未来(清談社)

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