仕事をこなす上で現代ビジネスパーソンの必須のスキルともいえる「情報力」。しかし統計によれば情報力に自信があるという人は全体の3割弱しかいない。メディアが発達し情報が氾濫する昨今、求められているのは情報を選別する力。自分の求めるものは何かを意識し取捨選択することが重要だ。誰しもインターネットで情報を気軽に引き出せる時代だからこそ、インプットより見極める力が必要だということだろう。
実際「日常生活で情報収集を積極的に行なっているか?」との問には約6割が「している」と回答。つまり、している割に自信がないという現状からも情報の取捨選択の難しさをうかがい知ることができる。
Q:ビジネスパーソンとして情報力に自信がありますか?
すごくある......3.7%
多少ある......25.1%
あまりない......53.2%
まったくない......18.1%
Q:情報力を高める上で優秀だと思うメディアは?(2つまで選択可)
テレビ......39.5%
ラジオ......8.4%
雑誌......13.4%
書籍......20.4%
新聞......32.1%
インターネット......63.5%
その他......0.3%
「情報力を高める上で優秀だと思うメディアは?」との問にインターネットがダントツで票を集めた。しかし前述の通り、情報の洪水の中からいかに必要な情報を効率的に選別する必要性があるのは言うまでもなく、検索スキル優越や優れたキュレーターから質のいい情報をいかに仕入れられるかが重要ということになる。また、3割の支持を集めた新聞はインターネットの膨大な情報量には叶わないが、トピックスの重要度がレイアウトされており、またカテゴリーとしても編集されているので、世の中のトレンドや取捨選択の作業を省くことができる。その他のメディアに関しても同様で、それぞれの特性を理解し、使いこなすこと。情報力を高めるためには不可欠ということだ。
文●ダイバ(06)
調査期間:2013年3月/アンケート対象:マイナビスニュース会員/集計対象件数:300件(ウェブログイン式)
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