■先進国の中で金利が高いのは......!?定期預金の金利が高いのはいいけど、インフレ率が高いし、経済的に危ない国ばっかりじゃないか! と思われる人もいらっしゃるでしょう。
では、先進国といわれる国々の中では、どの国の銀行の金利が一番高いでしょうか? 民間銀行の金利は、その国の中央銀行の金利とリンクしていますので、中央銀行の金利の高い国は金利が期待できます。
オーストラリアはその国の一つです。
例えば、オーストラリアの銀行『Credit Union Australia』では、1年間の定期預金(Term Deposit)の金利を「3.6%」としています。
ニュージーランドも投資先として勧められることが多い国ですが、例えば『ANZ Bank New Zealand』では、1年間の定期預金(Term Deposit)の金利を「4.50%」としています。
ちなみに、フランス、アメリカ、イギリス、カナダ、ドイツ、イタリアなど先進7カ国といわれる、日本以外のG7メンバー国はみんな低金利です。比較的高い銀行を探しても......。
アメリカの銀行『Ally Bank』
1年間の定期預金(Term Deposit)の金利:「1.05%」
イギリスの銀行『Bank of London and the Middle East』
1年間の定期預金(Term Deposit)の金利:「1.6%」
カナダの銀行『Tangerine』(ネット銀行)
1年間の定期預金(Term Deposit)の金利:「1.35%」
ちなみにユーロ圏のフランス、ドイツの両国はえらいことになっておりまして、欧州中央銀行(ECB)が「マイナス金利」の導入を2014年6月に決めました。従来は、民間銀行が中央銀行に預金すると、金利ゼロだったのですが、これがマイナス金利になると、お金が吸い上げられることになります。また、フランス人に愛用されていた『Livret A』という預金の金利もついに「0.25%」にまで下がってしまいました。2008年には「4.0%」もあったのですが......。
いかがでしたか? 日本の銀行よりも金利が高いものばかりでしたが、だからと言って全てが優れているわけではないようですね。やはり景気が不安定だったりインフレが予測されるような国の銀行の口座を開設するのはリスクが高いです。もし海外の銀行の口座開設に興味を持ってい人がいましたら、慎重に銀行選びをしたほうがよさそうですね。
⇒『ICBC Argentina』公式サイト
http://www.icbc.com.ar/⇒『Prominvestbank』公式サイト
http://www.pib.com.ua/en/individual/deposits/maxra...⇒『KAHN BANK』
https://www.khanbank.com/en/244⇒『ROSBANK』公式サイト
http://www.rosbank.ru/en/⇒『Credit Union Australia』公式サイト
http://www.cua.com.au/personal-banking/savings-and...⇒『ANZ Bank New Zealand』公式サイト
http://www.anz.co.nz/ratefee/Interest.asp?section=...⇒『Ally Bank』公式サイト
http://www.ally.com/bank/view-rates/⇒『Bank of London and the Middle East』公式サイト
http://www.blme.com/#/page/premier-deposit-account
⇒『Tangerine』公式サイト
http://www.tangerine.ca/en/rates/index.html※.各銀行の利子の金利は取材時(2014年12月22日)のものです。また、その金利になるための最低限度の預金金額、通貨が何かといった条件は、各国の各銀行によって異なります。詳細は各銀行のサイトをご覧ください。
(高橋モータース@dcp)