【働く女子の人生設計】先輩インタビュー:営業職への現職復帰「子育てしながら働く女性の前例に」

更新:2016/01/28

社会人ライフ

アメリカンホーム保険会社 経営企画部マネージャー:只友真理さん(33歳)


■法人営業部で営業職に。忙しいけど充実した日々

外資系の生命保険会社から転職し、2005年にアメリカンホーム保険会社へ入社しました。入社した初めのころは、法人営業部の営業職に配属。そこでは、アパレル通販企業やカード会社と共に保険通販プランを作成し、各企業の抱える顧客や会員へ保険を販売するという仕事をしていました。各企業の会員の年齢や特性にあった保険通販プランを考え、どのように告知するかを一から考えるのは楽しかったですね。そのころは20社~30社を担当していて、月に1回くらい出張もありました。忙しかったけど、充実していたと思います。

■育児休暇中に実感した「働きたい」という想い

入社から2年後に入籍し、翌年に長女を出産。子どもを授かる前から職場へ復帰するつもりでいました。私自身、もともと子育てをしながら働きたいと思うタイプだった上、夫も「これからは女性が社会に出て働く時代」と理解がある人だったことも理由だったと思います。その想いがより強くなったのは育休中のことでした。刺激が少なく、このまま同じような日々が続くのは嫌だなあと。子どもは大好きでしたが、やっぱり自分は外に出て働くタイプの人だと実感しましたね。やりがいのある仕事をして、誰かに感謝されて、いつでもいきいきとしている母親でいたいと思ったのを覚えています。

■子どもから「ママって素敵」!職場ではワーキングマザーのモデルケースに

復帰したのは育休期間を終えた1年後。担当企業を出張のない企業だけに絞ってもらい、社数も半分にしてもらうなど、同僚や上司に助けてもらいながらの現職復帰でした。営業職という仕事柄、お客さんとのアポが入っている当日に子どもが熱を出してしまうなどのアクシデントもありましたが、そんな場面がありながらも働けていたのは同僚たちのおかげだったと思います。19時には子どもを迎えに行かなければいけないので、いかに効率的に仕事をするか考え工夫していました。実は、私のいた営業の部署では、子どもを産んでから復帰した人はいなかったのですが、後輩の女性社員たちにも「子育てしながら働ける」という前例になることができたのはうれしかったですね。その後、社内のジョブローテーションにより、広報部に配属されました。現在は広報として、社内報の作成やニュースリリースの発行などを行っています。これまでとは全く違った仕事ですが、これまで年3回くらいだったニュースリリースを毎週のようにリリースしたり、営業のころのコネクションを利用しながら社内報を作ったりするなど、工夫のしがいがあって楽しいですね。

私が仕事で大事だと思うことは、自分の信念を持ちながら働くこと。私の信念は「子どもを産み、子どもを幸せにしながら働き続ける」ということでした。先日、子どもから「ママって素敵だよね」と言われました。仕事を辞めずに続けて本当によかったと思いましたね。
結婚や出産なんてまだまだ先......と思っている皆さんも、自分がこの先どう生きるか、どんな社会人になりたいかを考えながら働くと、きっと充実した未来がやってくると思います。頑張ってくださいね!

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