あなたの「弱み」の中から、他者にはない「強み」を見つける自己PRのコツ
「強み」が被ると就活は成功しない
エントリーシートを提出して、書類選考や面接を繰り返す中で、「強み」が他の応募者と似てしまうことを実感している人も多いのではないでしょうか。
本連載の第三回『自己分析を深めても「強みが被る」とドツボにはまる、使える強みを作るコツ』でも解説した通り、就活で「強み」が被るのは構造的な問題が大きいものです。
だからといって、そのままでは書類選考や面接を突破することは難しくなります。「この強みならいける」という感触が持てなければ、精神的にも落ち着かないものです。
ご安心ください。今回は、偽りのない、あなただけの「強み」を見つけるコツを解説します。
あなたらしい「強み」は、実は「弱み」の中に隠れている
ここで問題です。
モーニング娘。などを手掛けた音楽プロデューサーのつんく♂さんが、テレビ番組の中で「この曲は絶対に売れる」とわかる瞬間があると話していました。どんな瞬間でしょうか。
それは、アーティストが曲を受け取った時に「これ、本当に私が歌うのですか?」と嫌な顔や態度をとった瞬間だそうです。
アーティストこそ、孤高でかっこいい存在でいたいものです。そのため、自分の弱みやコンプレックスに触れるような楽曲や表現には強い抵抗を示すことがあります。
しかし、つんく♂さんは、その弱みこそが個性や魅力の源になると考えているそうです。
意外かもしれませんが、人は本能的に自分をよく見せたいと思うものです。その結果、似たような「強み」を持つライバルとの競争に巻き込まれます。また、「強み」は他者と被りやすいため、どうしても印象が埋もれてしまいがちです。
一方で、一見弱みと感じるものをうまく「強み」に変換できた人は、唯一無二の個性を発揮し、相手にポジティブな印象を与え、記憶にも強く残るようになるのです。
「弱み」を「いい意味で」と置き換えると、独自の「強み」に変換される
「弱み」を「強み」に変えるとは、「弱み」に向き合って克服することではありません。弱みのポジティブな活かし方を知ればいいのです。コツは簡単です。
「弱み」を見つけたら、その前に「いい意味で」を付けて考えてみてください。
●神経質 → 「いい意味で」 → 「細かなことに気づく」「人の気持ちが敏感にわかる」
●ずぼら → 「いい意味で」 → 「前向き」「打たれ強い」「細かいことは気にしない」
いかがでしょうか。
「いい意味で」と捉え直すことで、自分では気づかなかった「強み」にポジティブ変換されるのです。心配性、人見知り、頑固など、自分が弱みだと思っていることも同じように考えてみてください。
つんく♂さんがおっしゃっていたことも、まさにこのことです。
人は弱みを隠したがるものです。しかし、その弱みをポジティブに活かせるようになると、その人らしい魅力や個性として輝き始めます。
だからこそ、「強み」だけを探すのではなく、「弱み」をどう活かせるかを考えることが、自分らしい自己PRを作る近道になるのです。
「弱み」にも目を向けることで、あなただけの武器が増えていく
人は「強み」よりも、「弱み」の方が数多く書き出せるものです。
その「弱み」を一つひとつポジティブに変換していけば、他者にはない、あなただけの「強み」を見つけることができます。
就活では、他の応募者と同じ「強み」を競い合うよりも、自分らしさをどう伝えるかが重要です。
もし「強み」探しに迷いが出たり、自信が持てなくなったりしたら、ぜひこの「弱み」を「いい意味で」変換するワークを試してみてください。
自分らしい、他者にはない魅力を見つけるきっかけになることを約束します。




















