就活で迷子にならないために、知っておきたい“視点”と“選び方”
その「やりたいこと」は本物とは限らない
就活では、「どんな企業がいいか」を探すとともに、突きつけられるのは、「自分がどんな仕事をやりたいか」。当然、同じ仕事をするなら、「やりたいこと」をできる仕事がいいと考えるのは当たり前ですが、ここに罠があります。
そもそもあなたの「やりたいこと」は心の底から湧いてくるもので、人生かけても成し遂げたいレベルなのでしょうか。
10万人以上の社員の採用・育成・リーダー選抜を行った経験から言いますと、多くの就活生のやりたいことは、「本音ベースでは『今までの人生経験の中で、なんとなく思いついたこと』」が実情です。
それはある意味当たり前のことです。大谷翔平選手のように子どもの頃からやりたいことがブレずに大成功する人は稀で、普通の人には当てはまらないのです。
「やりたいこと」の正体は情報が9割
あなたが描くやりたいことの正体は大部分が情報です。幼児の頃に「将来アンパンマンになりたい」と卒園アルバムに書いても、そのために就活する人はいません。年齢とともに新しい情報が入り、やりたいことがアップデートされていくのは当たり前なのです。
10年前は「稼げるようになること」がカッコいいことで、やりたいこと・なりたい自分という人が多かったですが、今は「稼げる」ではなく、「世の中の役に立ちたい」という価値観がカッコいいと変化しています。やりたいことも時代や情報により変化していくものです。
ゆえに、就活が進んでいくと、「やりたいと思っていたけど、本音でやりたいのかな……」と自分探しの迷宮入りするリスクが高まります。
就活は、決まったスケジュールに沿って進むためやり直しは難しい。今ある情報だけで判断して就活が終わり、「実は違っていた」では悲惨の極地でしょう。
就活に関する情報は「目利き」を通すことで正解に近づける
だからと言って、やみくもに情報を集めればよいかというと、それも危険です。
情報量は無限レベルですし、逆に情報量が多すぎると選べなくなります。おすすめランチが3種類なら選びやすくても、100種類あったら迷って選べない。他では味わえない変わったものか、無難なメニューに落ち着くことと一緒。人は情報量が多すぎると逆に自分にあったものを選べなくなるのです。
ゆえに、就活という特殊事情に加え、就活後のキャリア形成までを見切ることができる「目利き」を味方につけることが重要です。
「はやりのベンチャーに入社したら、人生がアドベンチャーになった」ーーそんな波乱万丈なキャリアも魅力的ですが、逆に自分に合っていなければ、思わぬ方向に進んでしまうことも。
要諦は使い分けです。大学独自の求人や先輩の就職データを基にした就活サポートをしてくれる就活カウンセラーだけに頼るのではなく、就活からその後のキャリア形成までのプロである、「新卒紹介」も情報源かつ相談相手に組み入れるといいでしょう。
新卒紹介は転職エージェントと就活の両面のノウハウを持った集団です。
冷静に考えてみればわかりますが、初めての転職をする時は転職エージェントのアドバイザーを味方に引き入れることが大半です。なぜなら、自分のあった企業や本音でやりたいこと・向いていることを言語化し、フィットする企業への転職を並走しながら具体的に指導してくれるありがたい存在なのです。
また、あなたの棚卸をしてやりたいことや向いていることを言語化したり、就活アドバイスをくれたりするだけでなく、非公開の新卒求人も持っている等、他の手段では手に入らないサポートも大きな魅力でしょう。
さらに新卒紹介のアドバイザーとのやりとりの中で、あなた自身が就活・企業情報を見極める力をつけられる可能性もあります。
ネットや学生課、就活セミナー、口コミサイト、OB・OG就活仲間からもとる情報も自分の目利きのフィルターを通すことで、就活の失敗リスクを限りなく減らせるのです。




















