ビジネスコンテストとは? 大学生におすすめのビジコンを厳選
ビジネスコンテストとは、参加者がさまざまなビジネスモデルを提案し、その優劣を競うコンテストのことです。最も優れたビジネスモデルを出した人にはその実現のための助成金が与えられることもあります。
ビジネスコンテストは起業を目指す学生にとって、自分のアイデアを世に出し、ほかの参加者と切磋琢磨しあう絶好のチャンスです。
今回は、起業に興味がある人におすすめのビジネスコンテストをご紹介します。
▼こちらもチェック!
起業するには? 大学生必見! 必要な手続きや資金調達の方法まで解説
ビジネスコンテストとは
ビジネスコンテストとは、ビジネスプランを審査するコンテストのことです。ビジネスプランを持ち込むのは個人・団体問わないケースが大半です。
社会人向け、大学生向け、高校生向けのビジネスコンテストがあり、最も優れているとされたビジネスプランは実現のための助成が得られることが多いです。
ビジネスコンテストを主催する団体は、公的機関であることも民間企業であることもあります。
例えば、高校生向けのビジネスコンテスト「高校生ビジネス・グランプリ」の主催者は日本政策金融公庫ですし、「学生ビジネスプランコンテスト」は一般社団法人 学生サポートセンターが主催です。
大学生がビジネスコンテストに参加するメリット
ビジネスコンテストに参加する最大のメリットは、自分達が考えたビジネスプランが実現する可能性が高くなることです。
また、ビジネスコンテストに参加することで、
- ・助成金(協賛金)や賞金などの金銭面での援助が期待できる
- ・知名度向上に伴う協力者の出現可能性がアップする
- ・ビジネスコンテスト審査員によるビジネスプラン実現のためのアドバイスが得られる
- ・ビジネスコンテストに参加したという実績ができる
- ・起業する・しないに関わらず起業のための事前準備を経験できる
というメリットがあります。
ビジネスコンテストで優勝できなかったとしても経験は残ります。その経験は、就活や就職後の仕事にも活かせますよ。
大学生におすすめのビジネスコンテスト
大学生でも参加できるおすすめのビジネスコンテストを紹介します。
- ・Business Contest KING
- ・TOKYO STARTUP GATEWAY
- ・若者会議
- ・GSEA 世界学生起業家アワード
- ・学生のための国際ビジネスコンテストOVAL
- ・キャンパスベンチャーグランプリ(cvg)
- ・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト
- ・データビジネス創造コンテスト
- ・ジャンプ・デジタルラボ
ビジネスコンテストに参加することでアイデアが実現に近づくものや、知名度向上や同世代の起業家との交流が見込めるものまで幅広く集めました。
ほぼ全てのビジネスコンテストがコロナ禍においてもオンライン開催されており、今後も中止になる可能性は低そうです。気になるビジネスコンテストがあれば参加を検討してみてください。
また、最後に紹介する「ミラサポPlus」は、日本で開催されるビジネスコンテストを検索できるサイトです。直近の日程で開催予定のビジネスコンテストを探す際は、こちらも参考にしてください。
Business Contest KING
「学生による学生のためのビジネスコンテスト運営団体」と称する「Business Contest KING」が運営しています。
全国の大学から参加学生を募り、7泊8日の合宿を行い、最終日の決勝プレゼンテーションで優秀なビジネスプランを選出します。
公式サイト:Business Contest KING
TOKYO STARTUP GATEWAY
東京から世界を変える起業家を輩出するためのコンテストと位置付けられています。まずアイデアを送り、ベンチャーキャピタリストなどのサポートを受けながらプランを練り上げ、事業を興すことを目指します。
公式サイト:TOKYO STARTUP GATEWAY
若者会議
自由でユニークなアイデアを企業に届ける場として存在するのが「若者会議」。各企業から出題されるお題の解決策を提案します。
大賞になったアイデアは、企業へ提案後、商品やサービスに反映される可能性があります。
公式サイト:若者会議
GSEA 世界学生起業家アワード
大学に通いながらすでに起業している人向けのコンペティションです。先輩起業家との交流や、同世代の起業家との競争が刺激的なビジネスコンテストになっています。
公式サイト:GSEA 世界学生起業家アワード
学生のための国際ビジネスコンテストOVAL
OVALは「Our Vision for Asian Leadership」の略で、東アジアの発展に寄与するビジネスプランを学生から募集し、競うコンテストです。
コロナ禍ではオンラインにてコンテストが開催されました。
公式サイト:OVAL JAPAN
キャンパスベンチャーグランプリ(cvg)
「キャンパスベンチャーグランプリ実行委員会」が主催する、大学・大学院・高等専門学校・短期大学・専門学校の学生による新事業提案コンテストです。
全国8カ所で夏から冬にかけて地区大会を行い、勝ち上がったチームが3月に東京で行われる決勝大会でビジネスプランを競い合います。例年9月頃に募集を開始します。
公式サイト:キャンパスベンチャーグランプリ
大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト
起業を目指す九州内の専門学校、高専、短大、大学の学生・院生・研究者を対象に行われるビジネスコンテストです(すでに起業をしていても構いません)。革新性も重要ですが、事業化が可能な実現性のあるビジネスプランが求められます。
公式サイト:九州NBC
データビジネス創造コンテスト
蓄積されているビッグデータを解析することで作り出せるビジネスのアイデア・プランを競うコンテストです。
慶應義塾大学SFCと企業が組んでコンソーシアムをつくり、コンテストを主催しています。毎年2月中旬が応募締め切りです。
公式サイト:Digital Innovators Grand Prix
ジャンプ・デジタルラボ
集英社『少年ジャンプ』編集部が主催し、『少年ジャンプ』自体や、その漫画・キャラクターに関する新しいアプリ・WEBサービスの企画を競うコンテストです。
開発・ローンチまで見据えた募集で、受賞し実際にシステム開発に取り掛かれるのであれば最大5,000万円までの開発資金が提供されます。
公式サイト:ジャンプ・デジタルラボ
「ミラサポPlus」ではビジネスコンテスト検索が可能
経済産業省 中小企業庁の「ミラサポPlus」では、ビジネスプランコンテスト検索が可能です。
全国版、地方版で検索できるので、所属大学に近い地域で開催されているビジネスコンテストを探したい場合は、利用してみるといいでしょう。
検索は、経済産業省 中小企業庁の「ミラサポPlus」の「ビジネスプランコンテスト」から可能です。
ビジネスコンテスト応募から審査終了までの流れ
ビジネスコンテスト応募から審査終了までの流れはこうなっています。
- 1.ビジネスコンテスト応募
- 2.書類審査
- 3.面接審査
- 4.プレゼンテーション審査
- 5.審査結果発表
基本的には就活と同じ流れで審査が進んでいきます。
審査が進むにつれて、審査の担当者の役職も上がっていくケースが多く、最終的なプレゼンテーション審査では役員が担当することもあります。
ビジネスコンテストの審査基準とは?
ビジネスコンテストの審査基準は、各ビジネスコンテストによって異なります。大抵の場合は、ビジネスコンテスト公式サイトに審査基準が掲載されていますので、熟読しましょう。
参加企業から提示されたテーマに沿ってアイデアを提出するビジネスコンテスト「若者会議」の場合は、審査項目は4つです。
- ・商品・サービス理解
- ・利用者視点
- ・課題発見
- ・アイデア
書類選考、2次審査、プレゼンテーションを経て最優秀賞が選ばれます。
ビジネスコンテストは就活のガクチカにも使える
ビジネスコンテストへの参加は、就活のガクチカにも使えます。
「こんなアイデアなんて他の人も思いつくだろうし」なんて思わずに、仲間を誘ってビジネスコンテストに参加してみてはいかがでしょうか。
なんとなく考えていただけのアイデアが言語化され、形になっていく過程は想像以上に楽しいものですよ!