一人暮らし大学生は家賃をどのくらい払っている? 親の援助はあり? 2ページ目
全額支払ってもらっている 194人(61.8%)
支払ってもらっていない 75人(23.9%)
一部支払ってもらっている 45人(14.3%)
「全額支払ってもらっている」が6割を超えました。仕送りをもらっている大学生が多いのでしょう。勉強が忙しくなるとバイトも難しくなりますので、援助があると楽ですよね。「一部支払ってもらっている」という人をあわせると、7割以上になります。家賃も自分で払いたいと思ってはいても、大学生のアルバイトでは、高い家賃を全額払うがなかなか難しいのではないでしょうか。
続いて、家賃を両親に「一部支払ってもらっている」という人に、援助してもらっている金額はいくらか聞いてみました。
■毎月いくらぐらい援助してもらっているか教えてください。
1位 3万円 11人(24.4%)
2位 4万円 7人(15.6%)
2位 1万円 7人(15.6%)
2位 1万円未満 7人(15.6%)
5位 5万円 5人(11.1%)
5位 2万円 5人(11.1%)
1位は「3万円」。以降「4万円」、「1万円」、「1万円未満」と続きました。一部を援助してもらっている人は、自分で支払いたいものの、アルバイトの収入だけで家賃を払うのは難しいので、少しだけ援助も受けているという人が多かったです。
■家賃など生活にかかるお金は両親が負担する傾向
家賃については、多くの大学生が両親に支払ってもらっていました。「アルバイトをしなくても、勉強に集中できるようにしてくれた(男性/23歳/大学4年生)」と勉強を優先してほしいと考えている両親が多いようです。「家賃は払ってもらって、生活費などは自分でなんとかするという約束をしたから(男性/21歳/大学3年生)」という人も。家賃を払ってもらっていても、ほかの費用もすべて両親という人と、家賃だけを支払ってもらっているという人がいることがわかりました。
自分で家賃を払っているという人には、「奨学金を借りているから(女性/21歳/大学3年生)」という理由もあります。しかし、「できるだけ親に負担をかけたくないから(女性/21歳/大学2年生)」という考えで、アルバイト代の中から家賃を支払っている人もいました。
ポイント1. 一人暮らしの大学生の家賃は3万円~4万円台が主流
ポイント2. 6割の大学生が家賃を全額親に支払ってもらっている
ポイント3. 両親から一部を援助してもらっている人は3万円が最多
大学生が一人暮らしをする際には、家賃をはじめさまざまな費用がかかります。勉強が第一のため、金額負担の大きな家賃については両親が支払っていることが多かったですが、両親に費用の負担をかけたくないと考えている大学生も多く、安い家賃の物件を選んだり、家賃以外の費用は自分で負担したりとしている姿もみられました。
学校を卒業したら、自分のお金で生活していかなければなりません。勉強に支障のない範囲でアルバイトして、学生のうちから生活費を負担するのもよい予行練習になるのかもしれませんね。
文・学生の窓口編集部
マイナビ学生の窓口調べ
調査期間:2017年10月
調査人数:一人暮らしの大学生314人