【ユニ・チャームの先輩社員】Japan営業統括本部:太田悠貴さん 2ページ目
▲学生時代の太田さん (写真左)
太田さんのガクチカ(学生時代一番力を入れていた活動)は?
中学時代から本格的に始めた野球。授業が始まる前に朝練、終わるとまた練習があって、野球漬けの日々でした。ポジションはピッチャーだったんですが、高校3年生のあるときから急にスランプに陥ってしまい、思い通りに投げられなくなりました。すごく落ち込んで、どうしようもなくなって、一時は野球を辞めようとまで思い詰めました。そんなときに母から、「お父さんにとっても、なによりもあなたの野球を応援することが心の支えになっているのよ」と言われ、普段は無口の父が陰で応援してくれている思いを知り、もう一度活躍する姿を見せたいと大学でも野球部に入ることに。大学1年、2年のときには、朝5時から上級生が来るまでにグランドの整備をするなど、とにかく授業以外は野球の練習をしていました。
大学時代のあるとき、関東遠征で早稲田大学の野球部との試合があったのですが、今はプロになった選手がマウンドに立つ姿を目の当たりにしました。ピッチャーとして投げ合う機会には恵まれなかったのですが、そのオーラのすごさは感動して、ファンになりましたね。そんなふうに大学時代に、選ばれた選手しか参加できない遠征に参加し、試合に出られたことは自信につながりました。
仕事で役立っている大学生時代の経験は?
ピッチャーをしていると、マウンドに立ちながらバッターや野手の動きをしっかりと把握しなければいけません。常に冷静沈着な気持ちで物事を俯瞰できないと、心が乱れてしまい、バッターに打たれてしまいます。中学から数えると10年間、ずっとマウンドに立ち、周囲の様子を見ながらピッチングしてきました。今でも物事を俯瞰して見て、社内・社外を問わず周囲の人たちの様子を見ながら営業提案ができるのは、もしかしたらそのおかげかもしれません。
就活前にやっておいたほうがいいことは?
私は学生時代、野球と並行して飲食店でアルバイトをしていました。お客様は年上ばかりだったので、とにかく最後までどうすれば気分よく過ごしていただけるか、心をくだいていました。野球では礼儀や忍耐力を身に付けることができましたが、アルバイトでは第一印象からどう振る舞えばいいのかを学ぶことができたと思います。大変なこともありましたが、社会に出た今、アルバイトをした経験も役に立っていると感じています。野球のようにスポーツに打ち込むこともおすすめですが、アルバイト等で年上の人と接する機会を増やすことも良い経験になるのではないでしょうか。
中学から野球一筋で、朝から晩までずっと野球に打ち込んできた太田悠貴さん。営業として一番うれしいことは? と聞くと、「自分の売り上げだけでなく、お客様の売り上げも上がると、みんながよろんでくれることでしょうか」と語ってくれました。どんなことでも真っすぐ真摯に向き合っている姿勢に人柄のよさが感じられますよね。
学生時代、野球をする中で常に自分は組織の中でどういう役割を果たすべきか、チームにどう貢献すべきかを考え続けてきたのでしょう。社会人になった今では、自分が与えられたポジションについて意識し、常にどういう役割を果たすべきかを考えて、行動している様子も伺うことができました。スポーツマンシップが今でも息づく太田さん、これからどんな風に活躍していくんだろう……そう考えるだけでワクワクする取材でした。
趣味:ゴルフ、スポーツ観戦、旅行
特技:野球
就活で受けた企業数:50社
志望していた業界:メーカー全般(業界問わず)
今の会社の魅力:成長のスピードや一緒に働く人たちが同じ目標に向かって全力でがんばっているところ、風土
文:松葉紀子(スパイラルワークス)
写真:ブリッジ
取材協力:ユニ・チャーム株式会社