コミュニケーション力が磨かれる! 大学生から手話を勉強するメリット【学生記者】 2ページ目
ほとんどの手話表現には由来があり(一部由来不明のものもあります)、日本の文化や歴史を象徴する表現が多くあります。例えば都道府県名をあらわす手話の中には、その県の名産品や名所などが表現の由来になっているものがあります。例えば、「秋田県」の場合、秋田県の名産である「ふき」の葉をイメージしたジェスチャーで表現します。他にも、おもしろい由来のものがたくさんありますよ。
例)
・愛知県:城(名古屋城のしゃちほこを表す)
・岐阜県;鵜(岐阜は鵜飼が有名なので、鵜を表す)
・岡山県:い草(岡山県は畳の生産が有名なので、い草を表現する)
・広島県:神社(厳島神社の鳥居を表す)
・佐賀県:角帽(早稲田大学を創った大隈重信の出身地であることから、角帽を表す)
このように表現の由来を知ることで、日本各地の文化や歴史まで知ることができます。外国の国名も同様に、その国の文化を象徴した表現が多くあります。興味のある方はぜひ調べてみてください!
◯遠くにいる人、ガラス越しにいる人とも会話できる
上の3つに比べるとあまりまじめな理由ではありませんが……手話ができると、お互いの姿は見えているけれど声が届かないほど離れている人と会話したり、ガラス越しで会話したりすることもできます! 今はSNSを使えば声が届かない相手とも話ができる時代ですが、手話を使ってあえてこのようなことをするのも楽しいものです。
◆まとめ
いかがでしたか? これまで手話と縁がなかった人も、手話に興味を持っていただけたでしょうか。手話を勉強するときは外国語を勉強するときと同様に、まずは単語から憶えていくことをおすすめします。気になった言葉はインターネットを使ってどんどん調べてみてください! 手話は日本語の一種ですが、学べば学ぶほど新たな発見があり、きっと視野が広がるはずです。
<大学生のまずこれステップ>
1. 手話を学ぶメリットを知る
2. 気になった言葉があればどんどん調べてみる
3. 勉強するときは単語から覚えよう
文・michiko